みんなを見送った後はホテルに戻って食事です。なんせ寝坊しましたか
らね。私は遅い朝食を食べながら考えていた。確かツアーの案内書には、
モンゴル通貨のトゥグリクを使うことはまずないって書いてあったはずだ。
ン?今日から4日間どうするんだよ!トゥグリクなんて持ってないよ。取
り敢えず朝飯はホテルで喰える。腹一杯喰っておこう。
まずは銀行に行ってドルをトゥグリクに交換せねば。早速日本で買って
おいた「地球の歩き方」を見て銀行を捜すのだが、街は当然ながらロシア
のキリル文字で覆われてます。本には日本語で店の名前が書いてあります。
そして顔を上げるとキリル文字が・・・これじゃ何処にあるのか分からへ
んがなあ。本をにらみつけると銀行の文字の横にБАНКなる文字を発見!
これかあБАНКの文字を捜して街をぐるぐる回りました。
ここかなビルに書いてある文字と本に書いてある文字を確認して中に入
ると警察官の様な服装をした人がテーブルを前にしてドンッと座っている。
案内係の人かなあと思い通り過ぎようとしたが、許してはもらえなかった。
何か言ってる、しかし何を言ってるのか分からんぞ!私は本を取り出して
ええと両替はモンゴル語でムングソリホかあ。よっしゃ!「ムングソリホ」
だいたいやな外国人が銀行に来たらムングソリホに決まってるやろが誰が
口座を開くんだよ。
あっれえ、まだ何か言ってるぞ、なんだかパスポートを見せろと言って
るみたいやな。ええい怪しいもんとちゃうわい!見せたろやないか、どや
これで文句あるまい。しかしパスポートを見せたのにまだ何か言ってるよ。
なんだ私がなんぼ両替するのか知りたいのか?10ドル交換したいから、
ええと10はアルワンやったな「アルワンムングソリホ」どうやこれで。
あら?まだ納得のいかん顔してるよ、もう一回「アルワンムングソリホ」
まだか?「アルワンムングソリホ」「アルワンムングソリホ」やっとあき
らめた顔をして通してもらえた。
窓口に行って「ムングソリホ」ん?またもや怪訝な顔つき。あっそうか
両替する金額を言わないと「アルワンムングソリホ」またも怪訝な顔つき。
こうなったら、財布より10ドル札を取り出して「アルワンムングソリホ」
おお!やっと分かったような顔つきやがな。あれ?10ドル札を受け取ら
ないぞ、なんでや?おい!おい!おい!何か用紙を持ち出したぞ。おお!
ひょっとして、その紙に書き込まないといけないのか?ええ!キリル文字
は書けねえよ。
用紙が目の前に来たとき、私の両手は降参とばかりに上に上がりかけた。
すると用紙は私の目の前を通り過ぎていき、隣りの銀行員の手に渡った。
おお良かった。どうやら書いてくれるらしい。やがて書き終わると用紙を
私の前に置きトントンとある部分を指さした。これはサインしろと云うこ
とだな。私はペンを持って手を振った。おお!ニッコリ目が笑ってるがな、
あってたんや!当たり前か。
やっとのことでトゥグリクを手に出来た。さあて出かけましょう。
後で思ったのだが私は10トゥグリクに交換しろと言ってたみたいです。
10トゥグリクは約1円です。こうかん出来る分けないわな。
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