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| このページをご覧の皆様へのお願い 始まりから文章が長く続きますが1/3ほど進んだ辺りから床の間また和室などに使用する材料などのご紹介、また仏間に関する説明、茶室および水屋の関連の記事、軸廻しや床の間について画像をふんだんに交えて掲載をしています。 最初の文章が面倒くさければ上のリンクからお入りください。かなり詳しい情報を記載したつもりです また専門的な事柄でお知りになりたい事などがございましたらご遠慮なくお問い合わせください。 敬具 |
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最近住まいは益々西洋化され、和室は家の中から消え去ろうとしています しかし私たち日本人の生活の基盤として、また多目的に利用ができる 和室のよさを是非共見直していただきたいものです 全てを畳敷きにしなくても、住まいの中のどこかにあれば、 そこへ家族が集まり、また憩いの場として是非あって欲しい和室です 近頃は結納のために床の間を造って欲しい、またご先祖様をお祭りする 仏壇の仏間を造って欲しいなどのご要望を弊社ではよく聞きます 和室は長年受け継いできた伝統のしきたりと呼ぶものが沢山ございます また一方、大工の技術の世界でも機械化が進み、昔のように10年を過ぎなければ一人前の職人といわれなかったのですが、今では様変わりしてしまいました 少しの経験で一端の大工だと自負するものが多くなり、また世間でも その違いが分からず、薄々と容認してしまう時代になってしまっています 10数年前まではお客様であるオーナー様が職人の腕の差と人柄を見抜いていらっしゃいました。 お客様から名指しで、あの職人を寄越して欲しいとご指名があった位です。 お客様が私たちを育てていただきました 弊社では昔からの伝統を守りながらも、その中でより良い材料、工法 を取り入れていき、日本の和室を守りはぐくんでいきたいなぁと願っています ここでは本当の和室、また弊社が長年培ってきた茶室、数奇屋造りの 妙技をお伝えしていきます |
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起源は桃山時代の戦国時代をやっと乗り越えた時点からになります 戦国時代の長い暗い時代を通り過ぎて、人々は明るく、闊達になっていき、 衣食がある程度満たされてきたならば、そのエネルギーは次に住を追うようになっていきました。 当時人々を統治してきた武家社会の画一化された企画化を嫌い、ある層の人々 には、自由な発想ゃ考えの赴くままに建築をしていきたい、そのような動きが生まれました。 このような考えを基盤として成長していつた建築のスタイルを[数奇屋]と呼び、そこには勝手気ままな発想のみならず、高い教養と洗練された精神に裏打ちされた高等な建築技術の手法だったのです この精神をより深く、より強く高めたのが,秀吉の保護を受けた茶人の創始者 千利休でした。 利休は簡素な中にも創意工夫を凝らし、[侘び(わび)数寄]こそ茶室の真 の姿であると、豪華絢爛を別のものとして、自然にあるものを利用し、その中にこそ本来のもっている美があると、感じ取っていったのでした。 やがて庶民の中にも利休が育んできた精神を受け継ぎ、世の中に[侘び(わび)数寄]を普及していきました。 このように茶室は幾多の武将の安んじる場所となり(また戦ゃ密会の交渉場所ともなる)、茶を通じて精神のよりどころとなったのでした。 現代社会においては昔人々が考えていた気概までは汲み取れないですが、 その魂は脈々と茶の世界、また茶室を通じて人々に訴え続けています。 |
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茶室を代表とする数奇屋造りはいろいろな場所に活かされています 例えば日本旅館、また和風料亭などがあげられますが、もっと身近に和風喫茶店、数奇屋風住宅などにも見受けられます 弊社もそうでありますが、数奇屋造りの模倣だけでなく、要はそこに集う人々の気持ちの中に安らぎを感じ取っていただける場所の提供ではないでしょうか しかしこの安らぎの場所造りには大変な試練と技能、技術また繊細な神経を必要といたします まず技能ですが、弊社の弟、西川 秀樹は20歳前後に大工の修行を当時京都で名工と言われた押山棟梁の門をたたきました。 朝5時起きで押山邸の廊下の雑巾掛けなどをして、その後職場に出て、血のにじむような厳しい作業を毎日おこなっていました。。 その時分まで残っていた徒弟制度のなごりで、そこで鍛え上げねば、大工の技術は汲み取れなかったと弟は今でも時にふれ話をいたします。 当時大阪では映画で大工一代の主人公であった平田 雅哉棟梁(現 平田 建設)が 全国でその名が伝わり、有名な旅館、料亭の数奇屋風建物を次から次へと手掛けていらっしゃた時代です そのような時代の背景で、このページの作者の西川 清一は淡路出身の坪内 工務店の社長でいらっしゃった坪内 剛夫棟梁の下で数奇屋造りのノウハウの勉強をしていました。 さて、この上の掲載の画像は私が設計をして、弟が刻みから建て方、造作まですべてこなした茶室の一例です あるビルダーの下請けでさせていただきました仕事です この茶室は柱は錆丸太を使用して、柱は基礎に当たる部分の足元を縦にカットをし、礎石の上に建てているように外観では感じとられますが、実際は布基礎を廻し、土台を配置して、その上に柱建てをおこなっています。 工法的によい方法は進んで取り込んでおります。 桁、母屋などはすべて丸太を使用して、柄など差し口をけびいて、丸太柱とその上に来る丸太の桁とを接合しています 3次元の感覚が必要で、丸に丸を接続する難しさを弟は難なくこなしていました 屋根などは銅板一文字さらし葺きを行い、その上に日本瓦で葺いています。 軒裏などは銘木に当たる吉野すぎを使用し、内部造作は杉の赤身を色揃いし、厳選した材料を選んであります。 すべて無垢材使用のため、材料は大変高価についたものでした。 今思えば、張物でもよかったかなぁと後悔をしています またこの茶室には水屋が併設しています 茶室ならび水屋につきましては、お手前の流派により、違った見解が ございます。 当然私たちは、その約束事にのっとり、設計工事を推し進めて参ります 現在の茶室は使用します材料も洗練されて昔、自然木を使用していた千利休の頃の茶室とはおもむきを異にします その分使用する材料は銘木と名するように高級品になってしまいました。 確かに生きている木を伐採してきても、すぐには私たちも使用は出来ません せめて1年間ほどは木を自然乾燥させ、水分をある程度取り除かなくては 細工も難しいですし、また取り付けた後、乾燥により、木がやせ、取り合い にスキマができたり、またその木自身がひび割れを起こしたりする為です 銘木類は高価ですが、商品となる前に幾多の加工をしなければならないため 当然高くなるのですが、素材が持つすばらしさを享受できるのは、私たち日本人が持っている感性かもしれません |
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ここからは青石銘木店さん吉兵玉井銘木店さんが拵えられたページから引用しています 銘木類の通販もされていらっしゃいます 私たちプロの目からみても、とても良心的な価格で、また商品にとても見識がおありで、是非お勧めしたい銘木店です 青石銘木店http://www.bluestone.co.jp/meiboku/index.htm または吉兵玉井銘木店http://yoshihei.052e.com/m-kaku-2.html を参照してください |
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![]() 床の間廻りの名称です 地方によっては呼び名が変わる場合がありますが 関西、関東はこのように呼称しています この床の間は本床形式と呼んでいます また床柱も人工しぼ丸太、天然しぼ丸太があり、価格に相当の開きがございます 同じく地板とか違い棚にしても、張物と 無垢材がございますが、無垢材は価格の面で高価ですので、 張物を使用するのが大方です 上塗り剤も昔はロウ引きでしたが、傷がつきにくいなどでクリアーの塗料を塗っている材料が良いとおもいます 樹種はケヤキ(欅)また松、杉、桧が主流です カシュにいろいろな色合いがありますのでお好きなものを選択ください 左の床の間では床かまちの上がこの画像では板張りになっていますが、ウスベリといって、ゴザを敷く場合がございます |
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弊社では施主支給材でも工事をさせていただきますが、専門知識がとても必要な分野です うかつに購入すると大損害を被る場合がございます 弊社または青石銘木店、吉兵玉井銘木店でお問い合わせください(青石さんは東京で吉兵玉井銘木店は名古屋です、京阪神の銘木屋さんもご紹介いたしております) 銘木類は弊社にお任せください 弊社でも直接購入でお客様にお勧めするのは床柱ぐらいです。 1本あたり6万円から50万円ほどの価格差があるからです 地板に関しては、ケヤキの玉杢ほどになりますと畳1枚分ほどの大きさのものでしたら200万円近くかかるものもございます これらの銘木の等級に合わせて、ふすま、畳、左官塗り壁材料、天井板などを選択いたします 全体にバランスよく(銘木の購入される単価のグレードに合わせて、他の材料を選択いたします)配置をいたします |
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地板 床の間には色々な形状の床がございます いずでにおきましても地板は必ず使用するものです まず張物と無垢材がありますが、無垢材はとても高価なもの(50万円〜250万円)ですので 原木を薄くロータリーしたスライスを貼り付けた張物が主流となっています よく使われるのは松材とケヤキ材の2種類です 松材は左画像のように薄茶色をしていて、木目も非常に綺麗な製品です またケヤキ材は赤っぽい色をしていて、これも木目が大変綺麗な製品ですが カシューを塗りつける事により色の濃淡を調整することができます トップコートして上に透明のウレタンをかけたものが主流となっています (ウレタン以外にロー引き加工また高くなりますが漆塗り加工もございます ロー引き加工は地板の表面が汚れてきた時に再度掛け直すことが可能です) 大きさも何種類かあるのですが、弊社などでは寸法がわかりますので、あらかじめ計測して 銘木店に発注を掛けますので、少しでもお安くつきます ちなみに大阪では巾300位のものは前板と呼び、畳から始まり、前板を取り付け その先に床框を取り付けします 床框の上にはまた地板を張るか、うすべりと呼ぶタタミござを敷く方法と2通りございます この地板の下に襖を取り付ける鴨居をいっしょにつけたものを、私たちは 地袋の天板として使用いたします 普通はこの地板と近接して取り付けるものは全て色合わせをして使っております |
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床框 |
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お好きなものを選択していただければとおもいます 殆どが張物材です |
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| 落とし掛け | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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落とし掛けとは床の間のたれ壁の見切りに使用する材料です 昔から色々な種類、多分その地方で取れる材料を使用してものとおもいますが 色々とございます オーソドックスな杉材の杢目を浮き立たせたもの、この左の画像の素材が 一番多く使われているとおもいます その他に桐材とか、黒檀、紫檀、松材、花梨材、竹材など数多くの素材が 使われています またこのように落とし掛けを入れないで、左官で塗りまわしたり、見込み面 だけが木目が見えて、見つけ面は厚みが数mmの落とし掛けを入れ、そこに 左官でたれ壁の両面を塗り、仕上げるというような、軽快なやり方も ございます 床の間に接する長押から長押の巾1本分落しがけを上に、取り付けをしたものですが、現在は壁のバランスで高さを決めているようです |
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| 天井 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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天井には代表をして棹縁天井と底目天井(敷き目天井とも言う)がございます 一般の和室ではやはり価格を安く押さえるために張物の天井もしくは印刷をしたラミ天(一番お安くできます)と呼ぶ天井板を張るのが通例です 左の画像は棹縁天井板を張っているところですが、注目していただきたいのは 廻り縁を2重にしています これによりさらに高級感が増します 床の間のある部屋で天井を張る時に注意をしなければならないのは、 床差といって、例えぱ棹縁天井の棹の流れを床の間に向かって配置をすることは極力さけてください また下の底目天井ですが、この場合は天井板の流れは床の間と平行に配置を いたします 当ページの画像をご覧ください。 全ての天井が床差しになっていません。 昔から忌み嫌ったものでした。 ところが最近は時々床差をしている天井をよく目にいたします 要はオーナー様が気にされるかの問題とおもいますが、出来れば避けた方が よろしいでしょう。 天井板の価格につきましては、青石銘木店さん吉兵玉井銘木店さんの ページに詳しく掲載されていますので、そちらを参照してください また茶室の天井は竹などを棹縁として、その上にへぎ板を配置した天井とか 網代を貼り付けたものとか、ガマの糸通しをはりつけたものなどがございます お手前の流儀の約束事ならびにオーナー様のお好みにより設計をさせていただきます |
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| 水屋について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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つぎに水屋について触れておきます 私たちは茶の湯を嗜なまわないため、茶の世界については詳しくは存じません お客様からのお話とか本を拝読したぐらいの知識しかございませんが、 千利休さんの流れから表千家、裏千家を代表とした流派に現在はあるように聞いています。 元は一緒ですから大きな違いはないが、細かい作法とかお考えに相違があると教えていただきました。 さてそこで茶をふるまわれる時の裏方としての水屋は大事な要素だとおもいます 青石銘木店さんのページに掲載されている2例をご紹介いたします また価格ならびに通販も青石さんのページを閲覧ください 最近私たち大工は基本は古式に従いますが、現場の状況によりオーナー様と ご相談の上納まるよう練り直して造作をしています また材料も全てを銘木店から仕入れをするのでなく、色々と創意工夫をして少しでもお安く出来る方法をご提案しています お安く出来る方法については、ご相談当時にお伝えをいたします |
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| 床の間の材料価格について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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材料一本ごとの価格は青石銘木店さんのホームページを閲覧していただきましたら掲載されているのですが、中々全体の価格を掴むのは難しいものです そこで吉兵玉井銘木店さんのページを引用したいとおもいます ここには床の間の様式がA,B,C,Dと4つに分かれています それぞれが違った形状です ひとつずつにおおよその工事にかかるとおもわれる数量ならび単価が明示してあります 非常に分かりやすく、我々プロでも参考になる資料です ここで気をつけなければならない項目には 提示金額は世の中の動きに合わせて変動する恐れがありますが 今しばらくはこの単価の動きはなさそうです またここに提示してある材料だけではたりません 下地などは全て含まれていません 画像左側の出書院には内法材などが入っていません 以上の事に気をつけましょう 尚弊社の作成の見積はこの資料も参照して 更に必要とする材料の明細を全て記載をいたします 工事をするのですから当然ですねぇ 用語の解説 ここに記載されている用語について説明を します 集成材 表面の見える部分は薄くスライスしたタンパンを張りつけてあります 内部は一等材の乾燥材を何枚か重ね合わせ 接着剤で張り合わせしています 強度などは自然木よりもはるかに強くなっています たんぱんの厚みにより価格差がありますが おおよそ3mmから5mmほどです 積層材 やはりベニア下地にタンパンを貼り付けて 仕上げてあります 無垢材ではありません 化粧合板 やはりベニア下地にタンパンを貼り付けて いる材料です タンパンの厚みは非常に薄いものです 商品と価格により違います 以上 現在は無垢材は非常に高価なもので そのため薄くスライスをしたものを貼り付けた材料が主流です この方が、無垢材のように曲がったりとか そったりとか暴れる事が少なく、 強度的にも劣るものではないなど、価格の 面のみならず長所が沢山ございます |
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