−アホアホ特別編−

日本対チュニジア戦、見に行ったでー!!


<前夜?祭−対ロシア戦−>

 2002年6月9日(日)、いわい亭に結集した我々は、W杯初勝利という歴史的な瞬間の目撃者となりました。

 ゴールデンウィーク明けに既に届いていた対チュニジア戦のチケットでしたが、なかなか手渡す機会がなく、この日の試合前にようやくらいすちゃーま・いさる両氏の手元に渡り、程良くテンションもあがった中、試合が始まりました。

 

 結果はご存じの通り、1−0で見事日本代表の勝利! 試合展開に一喜一憂絶叫しながら見ておりましたが、対ベルギー戦からDFが見事に修正されていたのが、特筆すべき素晴らしい点だと思いました。

 

 ハーフタイムに、はにわ書記局氏からTELあり、「東風荘(ネット麻雀サイト)、普段のこの時間帯なら2,300人(満員)の接続が常なのに、今は1,000人位しか接続がない。」との報告。試合終了直後、金スパ氏より涙声でTELあり、「もう、もう、もう...。立響有志で朝日青果で『ドーハの悲劇』を見てた頃を思い出すと、もう感動して感動して...。」との熱いもの。...両者の、極端な温度差を感じる。


<いよいよ本番−対チュニジア戦−>

 その日、6/14(金)は、仕事でなかなか会社を出ることができず、何と会社の最寄りの美章園駅から電車に乗ったのが15:08、鶴ヶ丘駅に着いたのが15:15というタイトさ。セキュリティーチェックが大変との噂もあったので、15:30の試合開始にはちょっと間に合わないかな、と思いつつ急ぎ足でゲートへ向かいました。

 いつもの長居公園の入り口のところが既に第1ゲートになっており、そこでまずチケットのチェックを受けました(15:23)。同時に手提げビニール袋の配布を受け、金属類をそちらに移せとのこと。焦りまくりながら鍵や携帯・財布などを移していると、「ポケット内のものだけでいいですよ」と。「そんなんはよゆーてくれや」と思いつつ先を急ぐ。30m先くらいが第2ゲートで、チケット半券部にパンチを受け、中年の婦人警官にボディーチェックを受ける(15:25)。「すわ、急げー」とばかり、小走りで座席を目指す。スタジアムへの最終ゲートをくぐった時点(15:28)で、入場の「ちゃーーらーーーちゃーーーらーーー」というおなじみの曲が中から聞こえてくる。どうやらスタメン入場の様子で、なんとかキックオフに間に合いホッとしました。朝日新聞発行のスタメン表をもらい(15:29)、「ぐおー、宮本先発やんけ!?」と驚き喜び、きっちりビールは購入し(15:30)、半券をもぎられ、無事試合最初からの観戦となりました(15:31)。

 らいすちゃーま・いさる両氏は、14:30頃にスタンド入りし、当然試合前から行われている大声援とウェーブの参加で、テンションも最高潮...を通り越して多少お疲れ気味でした。らいすちゃーむ氏は既に声も枯れ気味。ちなみに、それぞれのレプリカ・Tシャツの背番号は、らいすちゃーま氏が「20明神」・いさる氏が「8森島」・ヨメが「14アレックス」・そして私が「9西澤」でございました。

 

 座席は、カテゴリー2(それぞれのコーナーの位置)ということで、多少見にくいかなと思っていたのですが、全然大丈夫。全体が良く見渡せ、普段テレビでは映らないDFラインの上げ下げなどを目の当たりにし、感動も新たでした。ちなみに我々の席は、前半チュニジア陣側・後半日本陣側の席でした。ごく一般的なテレビに映るアングルでいうと、「左手前側コーナー」という感じの所でした。

 お恥ずかしい話ですが、代表チームはもちろんサッカー観戦すら初めてだったので、応援についていけるかどうかちょっと心配でしたが、普段テレビ観戦で聞き慣れていたことと、周りに応援上手が多かったため、比較的スムーズに参加できました。セルジオ越後氏がTV解説で「もっとサポーターが声援しないとダメじゃないか」みたいなことを言っていたらしいですが、盛り上がるべきところは盛り上がり、見るべきところは見るという良いリズムの応援だったと思いましたよ。チュニジアのサポーターはホンのごく一部で寂しそうでしたが、ちゃんと声援を送る時間をあげているような感じで、私は全体的に好感を持っておりました。

 さて、試合の方ですが、これはもう皆さん見てご存じの通り。前半は「0−0」で折り返しました。特に前半は、日本代表が向こうからこっちへ攻めてくる感じだったので、すごい迫力&ワクワク度でしたな。小野のコーナーキックも間近に何本か見ることができました。前半最後の時間帯、ペナルティーエリア内の、戸田のチュニジア選手へのチャージは、さすがに「PKかな?」と思いました。審判の印象としては、前半は確かに日本寄りの笛かな、と思ってみていました。やっぱフランス人やし、トルシエ贔屓かな、と。ただ、後半の中頃以降は、一転してチュニジア寄りにかわったような気がしました。「この得点修正野郎!」と一人で騒いでいました。

 前半を無事折り返しハーフタイムとなり、いさる氏はジュース(「Nagai Stadium」とプリントされたプラスティック製のコップをゲットすることが本題)を買うべく売店に行きました。私は、らいすちゃーま氏が既に貼っていたフェースシールの残りを一つもらい、さらにテンションを上げて後半を迎えたのです。

 試合再開と同時に、モリシと市川の投入に大歓声。特に私は、市川の代表復活に心底喜びを感じていたので、感動もひとしお。モリシも是非長居で一仕事やってくれ、と願いつつ後半開始。するとなんと、開始早々3分で、モリシによるビューティフルゴーーーール!!!!!!! 向こうサイドのゴールになりますが、はっきりこの目に焼き付けることができました。もちろん観客も全員総立ち、私も、ここ最近のモリシの不調を思いだし、涙が出るほどうれしかったです。

 その2分後くらい、モリシのレプリカ着用のいさる氏が、「...オレって!!」と言いながら席に戻ってまいりました。「え、まさか...」...氏は、なななんとあの歴史に残るであろう先制ゴールを、ライヴで見ることができなかったらしいのです!! その日長居スタジアムにいながら...。ここからは試合後に本人から聞いたのですが、売店のお姉ちゃんが意外と手こずって、席に戻ろうとゲートでチケットチェックを受けているときに、場内から大声援が聞こえてきた、と。それまであまり声援がなかったので、「後半が始まったんかな」と思いつつ再入場してみると、ピッチ内で日本代表選手が抱き合って喜んでいる姿が眼前にあった、と。場内の大型テレビに映し出されているゴールシーンを見、全てを理解したらしいです。うれしいやらくらしいやら。...ホンマ、大笑いしてやりました。モリシの服着てるくせに...。この日一番の痛快事でしたな。アホや、ホンマ。デブシーのくせに。

 試合としては、その後も押しまくる展開で、市川を起点とする右サイドからの攻撃に大声援。ヒデのだめ押しゴールももちろん最高でした。宮本をはじめとするディフェンスも感動的でした。

 そして、いよいよその時がやってまいりました。場内の大型テレビに「ロスタイム1分」の表示が出た瞬間から観客は総立ち。遂に試合終了を告げるホイッスルが鳴り、スタジアムは感動の渦にのまれました。ピッチ内で抱き合う代表メンバー、マン・オブ・ザ・マッチにヒデとの発表、トルシエとダバディが控え室に向かうのも、遠目ながらはっきりわかりました。

 

 多少の渋滞はありましたが、まあ順調にスタジアムから出ることができました。しかし鶴ヶ丘駅への列が半端な混み方ではなく、歩いてうちの会社まで2駅足らずなので、4人で30分位かけて、でかい声で感想戦をしながら帰ってきました。その後うちの娘も入れて天王寺の「まいど」に行き、歴史的な瞬間に立ち会えた幸運に感謝しつつ、この上ない美酒に酔いしれたのでありました。

(了)


<−特別寄稿−ヨメ。のサッカー観戦記>

 確か、去年の6月でしたか、FIFAから日本戦のチケットの当選通知が届きました。私は、そのころはまだ、その当選の価値をわかっていませんでした。「倍率が高いのによぅ当たったもんや」とただそれだけ。

 それから一年、6月14日(金)。私はこの日を忘れることはないと思います。

 あのW杯のテーマ音楽がスタジアムに鳴り響き、客席ぐるり一周埋め尽くす青い日本のサポーター、応援の声、ゴールの後ろに出現する大きな旗、どれをとってもテレビで見る以上の迫力です。そして、中田・小野といった有名な選手がほんの目の前に。「本物がおる!!」もうそれだけで、まず感動。全部本物です、本物!トルシエもダバディも本物やで!!

 ゲームが始まりました。私は、サッカーというスポーツについて、ルールも戦術も、よくわかっておりません。もちろん見に行ったこともありません。だから、いろいろ心配がありました。特にあの独特の応援は、周りに乗れるか心配でしたが、試合に熱中すれば、そんな不安吹き飛びますね。応援の歌は予習が必要かも知れませんが、たいていの応援は、応援団のリードに乗れれば大丈夫。人間の興奮度にのっとった、ごく自然なもののように思いました。気が付いたら、みんなと同じ事をやっている、という感じです。私たちが座っていたところは、「大阪市民枠」にて当選を果たした人が大半のせいか、応援はバラバラと始まる感じでしたね。そして、ずーっと応援をしているわけでなく、試合内容によって、応援をやめ、試合をじっくり見たり。ゴール付近のお客さんとはちょっと違う感じがしました。特筆すべきは、我々の周りは、ブーイングが異常に素早かったことですな。それと、キーパーの楢崎に向かって、「楢崎!!もっと右やで右!!」と言ってみたり、選手交代を「そして、小笠原や〜!」とまるで自分がトルシエになったような気分で叫んでみたり。うちらのへんだけ、ちょっぴり甲子園のにおいが漂いました。

 試合を観戦することにおいて、ライブの良さは、自分の目でフィールド全体が見渡せることですね。そして、ライブはつねにリアルタイム。ボールを追いかけるテレビ中継とは全然違います。このボールがあの人のところへ行って・・・よっしゃ,シュートや!!と興奮できるのです。世界レベルのファンタスティックなプレーが自分の目で見れたら、それはそれはハッピー。だから、後半のもりしーのゴールには、最高に興奮しました。「うれしすぎて涙が出る」、この私が、他人のことを自分のことのように喜び、涙するなんて事は、私の人生にはもうきっとあり得ないと思います。サッカーにおける「ゴール」とはそれほどの歓喜を呼ぶものなのです。「W杯で」「長居にて」「もりしーが」「ゴールする」という全ての条件を兼ね備えた、こんな素晴らしい瞬間を見逃してしまった、もりしーのレプリカシャツを着た、デブシーこといさるは、ほんま・・・アホの標本(レプリカ)や。

 世界中の人が「W杯の試合を見ている間だけ、イヤなことみんな忘れられるんだ。」というのは本当のように思います。90分の集中力、選手も観客も全ての人が、とにかく90分燃えるのです。にわかサッカーファンの私ですら、会社のこと、家庭のこと、子供のこと、横に一緒に観戦している夫のワイコのことすら、すっかり忘れて燃えました。何万人もの人と感情を共にすることができる、ライブだから味わえた興奮。私は一生、この日を忘れることはないでしょう。

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