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近年、男性更年期障害という言葉をよく耳にするようになりましたが、女性のそれに比べ男性の場合は、社会的・医療的認知度が低く、情報量も少ないのが現状です。 女性の場合は閉経を境に、性ホルモンの減少が急激に現れるため、身体的な影響が著しいのですが、ストレス性の心身症的な反応は比較的軽いようです。 ところが、男性では性ホルモンは徐々に減少していくので、その影響は比較的少ないのですが、中年男性の社会生活条件なども加わって、ストレスによる心身症的反応が顕著になっていることが多いようです。 症状は、女性同様の動悸、冷や汗、のぼせ、頭痛、めまいなどの不定愁訴に加え、多くの人に性欲減退、勃起不全(ED)が見られます。 また、男性の場合は、中間管理職などストレスのたまりやすい年代と重なるため、集中力の欠如、無気力、イライラ、不眠など精神面に症状が出がちで、うつ病になる危険性も大きいようです。
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ED(Erectile
Dysfunction)とは、勃起不全あるいは勃起障害のことで、男性なら多くの人に起こり得る病気です。 専門的には、「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」と定義されています。 EDについては、長い間偏見がありました。従来使われてきた”インポテンス”という言葉は、性的不能と訳されることからも、人として本来備わっている能力が失われていることを意味し、こうした悩みをもつ患者さんへの思いやりに欠ける言葉であったことから、最近では”インポテンス”という言葉は使わず、EDという表現が定着しつつあるようです。 EDの原因は、ストレスなどの精神的なものの他、血管や神経系などの障害も考えられます。 たとえば、糖尿病、高血圧症、心臓病などの循環器疾患、うつ病、そして、薬物治療、手術やけがなどの外傷もその原因になります。また、喫煙、飲酒などの生活習慣が影響する場合もあります。 中高年になると、EDになる人が増えるのは事実ですが、これは、高齢になるほど糖尿病、高血圧症、心臓病といったEDを引き起こす病気が多くなったり、さまざまな治療薬を服用する機会が増えたりするからといえます。 そのような理由で、EDは必ずしも中年以降の方の疾患ではなく、誰にでもかかり得る、ごくふつうの症状だと言えます。
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前立腺(prostate)は膀胱の直下に位置し、尿道の周囲を取り囲むように存在している栗の実程度の大きさの臓器です。 このため前立腺肥大症(prostatism)などで前立腺が腫大しますと、尿道を圧迫する関係で、尿の流れが停滞し、排尿困難や頻尿、残尿感などの症状が現れます。 前立腺疾患は大きく分けて良性の前立腺肥大症と、前立腺がんがあります。また、他にもあまり知られていませんが、慢性前立腺炎も最近増えています。 1.前立腺肥大症(prostatism) 前立腺肥大は、高齢になるとほとんどの男性に現れる症状です。尿道が圧迫されて排尿障害をもたらすことが知られており、80歳までには80%の人が前立腺肥大症になるとみられています。 男性の更年期症状とか、加齢による老化現象の一種と考えられており、生命にかかわるような病気ではありませんが、ほうっておくと尿閉といって尿が全く出なくなることもあります。 2.前立腺がん(Prostatic carcinoma)
前立腺がんは近年、採血によりPSAの値を測ることと、エコーを使った前立腺生検の精度が上がったことで、早期の前立腺がんを見つける事が可能になってきました。 しかし、初期症状が前立腺肥大と類似していることが多く、鑑別は困難で、50歳以上で排尿に異常を自覚された場合は早急に専門医の受診をお勧めします。
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慢性前立腺炎(chronic prostatis)とは前立腺の炎症が慢性的に続いている状態で、全男性の25〜50%が一生に一度は前立腺炎(prostatis)の症状を経験するといわれています。 症状としては、会陰部や下腹部、陰嚢部などに鈍痛や不快感があり、頻尿、排尿痛、残尿感などもみられます。また、射精時及びその前後に痛みが起こることもあります。 前立腺分泌液中の細菌の有無を調べ、それが陽性なら細菌性、陰性なら非細菌性前立腺炎と診断されます。 非細菌性前立腺炎については、現在未だ原因が解明されていないようです。
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2002年4月よりk医大関係者の先生方のご好意により、男性泌尿器科疾患に対しての鍼治療の有効性について研究を始めています。 2008年2月現在、男性更年期障害・ED・前立腺疾患に対する鍼治療の有効率は86.5%(207人中179人)と、極めてよい成績が得られており、多くの著効例を確認しています。 上記症状でお困りの方は、どうぞお気軽に当院へご相談下さい。
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