
J.A.M.本部ビル・夜
今夜は満月らしく、本部長がお茶とお菓子を持ってやってくる。
今日のお菓子は、黒わらびもちだ。
「うむ・・・・・・実に綺麗な満月だ。」
本部長は持参したお菓子を頬張りつつ手元にあった望遠鏡で月を覗く。

「な・・・なんじゃありゃぁ!?」
本部長は驚いた。が、お菓子を食べ終わりお茶を飲み干してから激昂部隊を呼んだ。
5人が嫌々やってくる。たいていこういう時は決まってくだらない事なのだ。
今宵はどんなくだらない任務なのだろうか?
「緊急に集まってもらったのは他でもない!まずはこの映像を見てくれ。」
モニタに望遠鏡から見える映像がリアルタイムで映し出される。
「これは!?」
「タコさんだ!」
「もしかしてアレって・・・・」
「・・・・・この間のタコ・・・・」
「???????」
この間現場に居なかったミリィだけは状況が把握できていない。
「ねぇねぇ、あのタコって何?ねぇ・・・」
しかし全く相手にされていない
「ねぇ・・・・・」
完全に無視されるミリィ
「あのタコを倒しにいく」
「あのタコ特に何ってしてないですが・・・・」
「うざい。ただそれだけで充分だ。」
「あの・・・私は?」
「ミキは残ってTVのお仕事。」
「はーい」
本部長と激昂部隊がイーサローアに乗り込む。
「今回はBB部隊も一緒に行くからな」
「どうしてまた?」
「緑が欲しかった」
「緑の人?」
「!!」
この時、レミは以前に本部長が言っていた事を理解した。緑が足りないという事を・・・
しかし、今ひとつ意味はわからない。
「レイちゃんどーした?難しい顔して」
「理解はできても、納得できないことはある!」
「あ、それからカイ、お前用のBBがあるからチェックしておけよ。」
「あんなので大丈夫なんですか?」
「お前のは特キュウ仕様だ。あれ一機で普通のBBが20は作れる。」
「普通のってどんなんなんですか・・・・・・」
「io-AとかガンダΔから要るもの要らないもの全部とっぱらって適当に組み上げたってかんじかな・・・」
「ってか前の仕事終わってから一週間くらいやん。またあの赤いのに乗るの?アレ面倒だから乗りたく無いんだけど」
と、言いながらも皆地下の秘密ドックへいき、イーサローアに乗り込む。
発進するイーサローア。
本部ビルと捕石島を結ぶ連絡橋が斜めに持ち上がる。
その連絡橋をマスドライバーにして飛び立つイーサローア。
あれよあれよという間に宇宙に出ている
「いとも簡単に来るね。コレを読んでる人たちの中には現実にもこうだって思う人がいるんだろうな。」
「あ。敵だ」
「敵もすぐに出てくる」
多数のデロや重デロ、新型のデロペケなんかも向かってくる。
「よーし、全員出動!」
「ガンダΔ、出るぞ!」
「io-A出ます!」
「Mk-U行きます!」
「あのさぁ、コレどうやって動かすの?なんかバーチャロンのスティックみたいのしか無いんだけど?」
無情にも射出されるBB。しかし、”なんとなくで動かせるシステム”と、特キュウ魂のおかげでどうにかなるカイ
「BB部隊!宇宙での初陣だ、いくぞ!」
イオボイスというイーサローア級巡洋艦ながらも、ドリルは付いていないしクッキーとかの空き箱で小学生が夏休みの自由工作
とかで作りそうなデザインの戦艦から次々とゴミのように宇宙へ射出されるBB
今、まさに馬鹿VSバカの頂上決戦が始まろうとしている。
「だー!なんちゅう数じゃい!」
「とにかく数撃ちゃ当たる状態だよ」
「ってゆーかボーナスステージ?」
相手の数が多すぎて撃てば必中。もはや数など問題ではなかった。
-ジロン衛星軌道艦内-
「さ、30機以上の重デロがたった1分で?!」
「あの時計止まってますよ」
「電池換えとけよ・・・・・」
-イーサローア内-
「本部長!接近する機影が!」
「それよりタコは?」
ジロンの物と思われる機体が接近する。
それはかつて瀬戸内海で戦ったエラケロと酷似している。
「今一番近くにいるやつが始末してこい」

「え?私?」
「ま、その中ではio-Aが一番性能が高いからな」
io-Aが敵機に一番近かったため戦闘に向かうも敵機のクローアームに掴まれてしまう

「くっ!!・・・このままじゃ、・・・・あれ?よく見たら両手フリーじゃん!なーんだ、」
炭酸銃を構えて狙いをつけるio-A
「アデュー、カエルさん。」
デュボォォォォゥン
吹っ飛ぶソラケロ
「何しに出てきたんだアレ・・・・」
「・・・普通再編集版ってのはああ言った奇天烈マシンは無かったことにされるのに、新たに追加されるなんて・・・」
全く意味が分からない事を言うレミ
「ところで、あのタコは何処だ?」
「ハリー殿!タコが居ました!」
「おい、先走るな!」
「あんなタコなど我々BB部隊で充分ですよ」
タコに向かっていくBB部隊
タコの触手に弾き飛ばされるBB達
「あ!緑の人が!」
触手に弾かれ地球へと飛ばされる緑の人のBB
「・・悲しいけど俺、出番コレだけなのよねぇ・・・・・」
「緑の人、早い、早いよ!」
-地球・奈良県山中-
地球の落下する緑の人のBB

「おじいちゃん、あれなに?」
「あれはバカの光じゃ・・・・」
山中の赤く発光する謎の霊石の上に落下するBB
霊石はBBが激突すると少し沈み込む
ポピ!
霊石は赤色から緑色の光へと変えた
奈良県・東大寺付近
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
突如地鳴りが起こると、大仏殿がきしみ始める。
一体何が起こっているのだろうか?全てを察知した寺の住職は表へ出た。
「!?」
-宇宙・月付近-
「タコさん♪」
しかし、触手が邪魔をして近づけない
「お姉ちゃん、危険だよ!」
それでもタコに近づこうとするアイナ
やはり近づけない
「それでも・・・・」
「io-A、エネルギー数値急上昇!」
「なに!?」
「臨界点突破!」
「ioの無限力・・・・か」
一向にアイナを寄せ付けようとしないタコに、アイナの怒りが"ioの無限力"を作動させた

「アナタは、・・本当のタコさんじゃ無い!」
ゼロ距離で高出力ビーム砲「味覇」を放つio-A
「! アイナ!」
爆煙をあげるタコ。その煙に巨大な人のような影がうかぶ
「な・・何だコレ・・・?」
タコの爆発の中からモビル兵器が現れる
ワンの乗るC.A.デロだ。
ガンダΔが、io-Aを拾いにいく。
コックピット自体は大丈夫なようだ。
ハリーは、レミに回収を要請し、C.A.デロのもとへと向かう。
「やはり来たな赤いの!そろそろ決着をつけようではないか!」
「決着?」
「そうとも、どちらが真に赤が似合うかのな!」
「は?何言うてん?お前のは赤やのーて"たらこピンク"やん」
「!? バカにしやがってこの!」
言い争いをしながら徐々に月面に落ち行く2機
その話題はいつの間にか関係ない話に発展している
「時代は変わらなければならないのだ!」
「だからって、無くしてはいけないものはある!」
「いいかげん君もあきらめたらどうだ?」
「やかましい!お前は、今の響鬼を見て何も感じないのか?」
「ふん、過去などどうでもいい。古に縛られた者は、その重力から開放せなばならん」
「開・・放・・・? それが貴様の目的か?」
「ふ、私の目的はそんな事などでは無い。只仮面ライダーは現状で満足している。それだけのことだ!」
「この、平成ライダー厨がぁぁぁ!!」
C.A.デロを殴るガンダΔ
ぐしゃあ!
C.A.デロの上半身に穴が開き、爆発を起こす
ガンダΔの左腕も殴った衝撃に耐え切れずへしゃげる
C.A.デロの頭部だけで再び宇宙へと飛ぶワンはガンダΔに対し、ビームを撃つ
ガンダΔの頭部に直撃し、損壊する頭部
「だぁぁ!メインカメラがやられた!」
「ふふふ、君ももう終わりだな。冥土の土産に教えてやる。私の正体と目的をな!」
「いや、それは別にどーでもいい」
「言わしてーな・・・・・」
「しゃーない、じゃあ聞いてやる」
「では気を取り直し、・・・はっはっは、貴様は知っているか?"クリシス"というコンピューターを」
「ああ、あの地球環境どーのこーの言ってかなり危険な答えを出して解体されたコンピューターか」
「そうだ、私はその"クリシス"のバックアップデータを搭載したロボットなのだよ」
「ふーん」
「え?何その態度・・・・」
「いや、興味無いって言うたやん」
「まぁいいや、死ねぇぇぇぇぇ!!!!!」
「うわ!?突然やな!」

お互いの機体が爆発し、危機一髪の所で脱出するハリーとワン
「くそ、まさか私がこんなバカにやられるとはな・・・」
「貴様だって、バカだろうに!」
一方そのころ、月面ではバラエティ番組のスタッフっぽい人らが話しをしている
「おーい、なんか使えそうなのないか?」
「あ、ここになんかピンク色の乗り物がありますよ」
「使えそーか?」
「はい、でもなんか捨ててあるみたいッス」
「まあいい、それ使おう」
「あーい!」
「じゃあアイナちゃん、アレにのってくれる?」
「はーい」
乗り込むミリィ
「アイナちゃん動かせるの?」
「はい、一応大型特殊(キャタピラに限る)持ってますから」
この時だれも、19だか20だかの少女が何故大型特殊免許を持っているかなど気にはしなかった
「じゃあ、宇宙に向かって一発どかーんと撃ってよ」
「はーい」
どかーん
再びハリーとワン
「いくぞ、人間!」
「来いやポンコツ!」
そのとき、突然ワンが爆発四散した
「え?何がおこったん?」
-月面-
「あれ?今何かに当たりませんでした?」
「気にすんな。どーせ石か何かだ」
-宇宙-
ジロンの部隊とBB部隊が交戦中であるが、お互い弾薬の類が無くなったらしく、その辺に漂っていた
部品等で殴っている

「あーなんか飽きてきたな」
そんな本部長が近づきつつある月面に目をやる

「・・・・・・・・・・・・・・」
-月面-
「あの・・・何かドリルの付いた戦艦が降りてきますよ」
「もしかしてあのピンク色使ったのがまずかったかな?」
イーサローアが番組スタッフのちかくに降り、中から本部長が出てくる
「アレ動かしたのお前らか?」
「ひぃ・・・すいません!」
「いや、怒ってない。むしろアレを宇宙に上げてほしい」
「へ?」
もしもSEEDのED曲(最後の奴曲名忘れた)持ってたらこの辺からかけてみてはいかがだろうか?
√どーしてーきみーはぁー、ちぃさなてぇでぇー ってやつよ
-宇宙-
ジロンもBB部隊ももう意地で殴り続けている
そこへ、ピンク色をした得体の知れないものが飛んでくる
「・・・・・・・・・・・・・・」
お互いの動きが止まった
ボロボロになったカイのBBとio-Aをレミが回収している
「すいませんレミさん」
「いえいえ・・・」
「どーしてレイちゃんのだけそんなに綺麗なの?」
「大体よけた」
そんな3人の前をピンクの塊が飛んでいく
「「「
・・・・・・・・・」」」
その飛んでいった先にハリーの姿が見える

「あ、ハリーさんを迎えに行かなきゃ!」
「私も!」
アイナはMk-Uのコックピットに飛びつき、レミと二人ハリーを迎えに行く

-月面-
ピンクの物体が着陸し、中からミリィが出てくる
ピンクの物体の様子は一部始終カメラに収められていた
-地球-
イーサローアが地球に戻ってくる
しかしそこに広がるは廃墟と化した大阪平野だった・・・・・・
「・・・・・てか、何があったん?」
fin
次回予告
再開は想像以上の疲労・・・・とりあえず"Z"
機動戦士ZガンダΔ 星を潰す者