「美容外科名医101人」 インタビュー
デザイン優先でなく、
構造・機能を壊さないで
患者さんの希望にこたえることが原点
中西 雄二先生
ヴェリテクリニック総院長 大阪院 院長

大阪、東京、名古屋に拠点をもち、それぞれの院長が優れた技術をもつヴェリテクリニック。総院長、大阪院長の中西先生に、輪郭の手術による「小顔」づくり、患者さんが結果に満足しない美容外科手術の修正についてうかがいました。
医師としての責任とプライドにかけて、
構造・機能を無視した手術は決してしない
――美容外科の中でも、輪郭に特に力を入れておられるということですが。
中西 顔の美しさには時代の流行があって、現代は浜崎あゆみのような「小顔」が流行です。小顔をつくるには、頬骨・エラなどの骨を削って輪郭そのものをを小さく細くするとともに、それに合わせて鼻なども多少調整してバランスの良い顔をつくります。
――誰でも小顔になれるのですか。
中西 小顔の手術を希望される患者さんのほとんどの方が、写真などを持って来られて「こんな顔になりたい」と言われます。しかし誰もが希望する写真のようになれるのではありません。
小顔にするのにけずらなくてはならない頬骨やエラは、非常に大切な構造的・機能的役割を持っています。頬骨は外部からのショックに対してその内部の筋肉などを守る役割を持っていますし、エラには脳から来た三叉神経が唇にまで行くトンネルが通っていますし、また歯をしっかり支える歯槽骨でもあります。
小顔にするためにはこれらの骨を削ったり、切り取ったりしなければなりませんが、本来持っている、必要な構造や機能を傷つけないように十分注意しないと大きなトラブルが起こります。
エラは、神経の通っている管を傷つけると唇がしびれてしまいますし、削りすぎると30年後に歯が全部抜け落ちてしまうというようなことが起こります。
頬骨は、丸くなっている橋のような構造を、だるま落しのように両端の骨を切って、縮小しなければなりませんが、頬骨自身は厚さが2ミリから3ミリしかなく非常に薄いので、削ることだけを考えていると削りすぎて、その部分の骨がなくなって窪んでしまいます。
――小顔にするには限界があるのですね。
中西 美容外科にこられる患者さんはデザイン重視で、そのご希望にこたえることが美容外科医ですが、構造や機能を保ったままで小顔をつくるのが私の方針で、構造や機能を無視した、デザイン重視の手術は決してやりません。患者さんにもその構造的・機能的限界を十分理解していただくことが必要です。
家にも、30年も持つレンガ造りの家もあれば、ひとたび台風がふけば飛んでしまうような家もあります。私が目指す輪郭の手術は、構造・機能重視の、30年もしっかり持つレンガ造りのような家です。
――患者さんの中には構造を無視しても小顔にという方もおられるのではありませんか。
中西 「唇がしびれてもいいからエラをもっと削って小顔に」などといわれる方もおられますが、医師としての責任とプライドにかけて、構造・機能を無視した、デザイン優先の手術は決してしません。構造・機能を壊さないでいかにきれいにするかが私の原点です。
出っ歯などには
矯正歯科医との密接な協力関係も必要
――小顔作りの場合に、鼻や目はどうするのですか。
中西 輪郭の手術をきちんとして土台をつくり、さらにそれに合わせて、鼻・目・歯・皮ふなどを、バランスよく作っていくことが、小顔作りの手術です。輪郭だけでなく、鼻や目など、顔のすべての部分に優れた技術を持っていないと、小顔の手術はできません。
――出っ歯、歯並びなどの修正も小顔に必要とか。
中西 美容外科を十分理解している、優れた矯正歯科医との共同作業がポイントです。矯正歯科も、かつては子どもの頃にするのが普通でしたが、最近は30代40代の方が、歯の矯正をされるようになって、美容外科医と矯正歯科医の密接な協力なしにはできない時代になりました。
出っ歯の治療は基本的には、歯科医が不要な歯を抜いて、その部分に歯が動いていくように誘導するのですが、それでは非常に時間がかかりますので、時間のない方は、先に歯槽骨の骨を切ってから歯を抜き、噛みああわせなどを歯科医が調整していく方向になっています。
もうひとつ、小顔の手術で欠かせないのは皮膚のたるみをどうするかです。輪郭を小さくすると、皮ふがゆるんで、法令線と呼ばれる、鼻の両脇からくちびるの両端ににかけての大きなシワが出ることもあります。そういう患者さんには積極的にフェイスリフトをします。必ずゆるむことがわかる場合には、輪郭の手術と同時にします。
――中西先生の独特の分野として「女顔」があげられていますが、これはどういう手術をするのですか。
中西 輪郭の手術、小顔の、特殊なケースと考えていただければわかりやすいでしょう。
二つの場合があります。
一つは女性で、男っぽい顔をしているので、周囲から変な目で見られる方。この場合は女性らしい、優しい顔にします。
もう一つは、性同一性障害で、男性から女性に性転換された方です。乳房や下半身は、大学病院などで女性になっているのに、そういう大学病院では美容外科があまり得意ではありませんから、顔は男性のままという患者さんが多いのです。そういう方を、顔も女性らしくするのは自然の流れだと思います。
「うまくいかなかった」理由はいろいろ
修正はまっすぐにヴェリテクリニックに
――美容外科でうまくいかなったという患者さんが多く、ヴェリテクリニックで修正手術を受ける患者さんが多いと聞いていますが。
中西 「うまくいかなかった」という場合、いろいろな理由があります。患者さんと医師のコミュニケーションがうまく行かなくて、手術そのものは成功したのだけれど、患者さんは満足しない場合、コミュニケーションはうまく行っていても、医師の腕不足のためにその希望が実現できなかった場合、などなどです。しかし患者さんが満足していないことだけは事実ですから、私が修正をする場合は、最初に手術をする場合の原点に返って、患者さんが満足されていない原因はなんだろうとというところからはじめます。
美容外科医によっては、他の美容外科医でうまくできなかった手術を自分がすることによって、責任が自分かかることを恐れて、修正に積極的でない医師もいますが、私は修正の症例も数多く経験し、ある程度自信をもっています。同じレベルの美容外科で余計な二次手術をされないように、まっすぐに治しに来ていただければと思います。
――ありがとうございました。
中西雄二先生略歴
昭和58年藤田保健衛生大学医学部卒業。トヨタ記念病院形成外科医長 、藤田保健衛生大学形成外科講師、慶應義塾大学助教授(伊勢慶應病院形成外科)、第一なるみ病院形成外科部長などを経て、平成16年ヴェリテクリニック総医院長に就任(現在 藤田保健衛生大学形成外科客員助教授)
〒530-0001 大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル 18階
電話 0120-121-051
ヴェリテクリニックホームページhttp://www.veriteclinic.com/
ヴェリテ大阪院ホームページhttp://www.osaka-veriteclinic.com/
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