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医療ジャーナリスト 大竹奉一 美容外科名医101人 クリニックから大学・総合病院まで、全リスト無料公開
クリニックから大学病院まで地域別美容外科 名医リスト


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失敗しない美容外科医の選び方

 

「名医」って何?
 
名医にだわる必要があるの?

. 私ね「名医」とか「名医ランキング」とかいう言葉でお医者さんを区別することって大嫌いなんだ。大体ね、お医者さんが一生懸命診てくれてるのに、「この人、名医だ」とか、「名医じゃない」って考えるの失礼じゃない!。
.
もう40年位前の日本医師会長の武見太郎さんって言う、ズバズバ物を言う医者が、面白いこと言ってるんだ。
1.「日本の医師の、
3割は、『欲張り村の村長さん』。
2.次の3割は学問的にも倫理的にも『きわめて高い医者』。
3.残りの3割は『どっちつかず』」って。
今の日本も同じだよ。
.なによ、その「欲張り村の村長さん」って。
A.
お金儲けのことだけ熱心な医者のこと。「算術医」とも言ってる。
大した技術もなく、勉強もしないで、医療でどうやって儲けるかということを第一に考えてる。患者さんが「ほかに治療法はないんですか」などと言おうものなら、「おれが治せないものは世界中どこへ行っても治せない」と他の医者を決して紹介しないのもこの村長さんの特徴だ。
. へー。そんな医者が3割もいるの。学問的にも倫理的にも『きわめて高い医者』って?
A.
iPS細胞をみてもわかるように、医療はどの分野でもすごい進歩をしている。医者はその進歩に対応しながら、患者さんのことを真剣に考えて、毎日勉強しなければ、患者さんから信頼される良い医者にはなれない。そういう真面目に診療に取り組んでいる医者を「学問的にも倫理的にも『きわめて高い医者』」って言うんだ。『名医』というのは、こういう医者を言うんだ。
.「どっちつかず」ってどういう意味?
A.
日本の医療は国民皆保険システムだから、国で決められた診察・検査・治療をして、健康保険組合・国に請求すれば、治療費の7割のお金を支払ってくれる。だからそのシステムにのっかって、新しい治療の勉強も熱心でなく、いつでもどんな患者にも同じやりかたで漫然とダラダラと治療をしている医者も多い。そういう医者を、金儲け医でもなく、名医でもなく、「どっちつかずの医者」「グウタラ医」と名付けたんだ。

医者の6割から7割は
「欲張り村の村長さん」か、
「どっちつかず(グウタラ)」

.じゃ、「欲張り村の村長さん」と「どっちつかずのグウタラ医者」で、医者の6割から7割くらいいるじゃない。ほんとにそうなの。
A.そうだよ。だから患者としては、自分のかかっている医者が、『欲張り村の村長さん』か『名医』か、それとも『どっちつかずのグウタラ医者』かを見分けることはとても大切なんだ。せめて『どっちつかず』の医者にかかるようにして、『欲張り村の村長さん』にはかからないように注意して、できれば『名医』にかかるようにするのはとても大切だ。一生懸命に治療しているように見せかけて、実は一生懸命お金儲けを考えている医者の治療を受けたらバカみたい。
.うーん、そうなんだ。考え直さなくっちゃ。
A.
どんな職業も、同じじゃない。企業でも、会社のことを真面目に考えて良く働く社員もいれば、「月給泥棒」と呼ばれたりする社員もいる。その中間には、漫然と会社にいて、なんとなく仕事をしているグウタラ社員もいる。医者だって同じ。医者だから誰も真面目に医療をしていると思い込まないで、名医も算術医も、グウタラ医もいると思えばいい。
日本の医療システムは、医学部を卒業して医師国家試験というペーパーテストをパスして医師免許をとって、2年間研修医をすれば、一生一度も更新やチェックを受けることなく、どんな科の診療もできる。
しかも保険診療では、医者になりたての新米医者も、90近い超ベテラン医者も、40代・50代の、働き盛りの医者も、同じだけしか診療費が請求できない。技術と経験のある働き盛りの医者は真面目にやってられない。勉強しないグウタラ医、算術医がますます増える。日本の医療システムは、「算術医」「グウタラ医」の天国だ。名医を探すって、日本の医療システムの中ではとても難しい、でもそれだけに大切なんだ。

美容外科<美容整形>の9割は算術医、
1割だけが名医

.美容外科<美容整形>の医者もやっぱりほかの科と同じで、名医、グウタラ医、算術医が3割ずついるの?
A.美容外科<美容整形>は、「グウタラ医」がほとんどいなくて、名医が1割、算術医が9割だ。
.へー、どうして。
A.
医学部を卒業して、形成外科や美容外科<美容整形>を「やってみよう」って思った医者は、医師免許をとって、2年間の研修をしてから、形成外科で研修をうけて、さらに美容外科の研修を受けたりして、形成外科医や美容外科医になる。また一般外科や麻酔科で研修を受けた医者でも、その診療をしている中で、「形成外科や美容外科が自分に合うかな」って思って、さらに形成外科や美容外科の研修をしっかり受けて美容外科医になる。
これが美容外科医の基本で、美容外科医の1割がこれ。     

大手美容外科医院○○の 勤務医の実態

Q.残り9割の美容外科<美容整形>医っていうのは?
A.
「大手美容外科医院」と呼ばれる、東京・大阪・札幌・福岡など、日本中に10院以上の同じ名前のチェーン店をつくっている美容外科医院は、院長をはじめ、スタッフ全員が、そんな怖い算術医と思って良い。
医学部を卒業して国家試験にパスしたものの、勤務医をやっていて「医者ってしんどい仕事だな、もっと楽に儲かる科はないかな」なんて思って医療雑誌を眺めていると「美容外科医募集 、経験・科問わず、年収2000万」なんて広告が出ている。「よしっ!おれが探していたのはこれだ」って応募して、一週間くらいの研修を受けて、顔に平気でメスを入れる美容外科医だ。
しばしば死亡事故で新聞に載る、大手美容外科○○に30歳から2年間勤務していたA医師の話。

「オヤジの会社が傾きましてね。兄は普通のサラリーマンだし、ぼくが何とかしなくちゃと思ってたら、医療雑誌で『美容外科医募集!要医師免許、経験不問、年収2000万』と。内科だし、行って断られたら嫌だから電話で『メス握ったことないけど良いの』って言ったら、『こちらで研修受けていただきますから』」
「で、行ったら一週間ほど二重の埋没法っていう、簡単で、修正が簡単にできるやり方教えてもらって、一週間目から患者さんの治療」
「来ているのは、事情は違うけれど、金が欲しい医者ばかり。贅沢したい奴もいたし、借金でヤクザみたいなのに追っかけられていたのもいたし」。
「手術に全く自信ないから、埋没法みたいな簡単で修正のできる手術ばかりやってたのが、良心かな。隆鼻はすぐ取り出せるプロテーゼを入れる手術ばっかり」
「いい加減な医者ばっかりだしそのレベルの手術しか教えてくれない。でも2年間もやってると結構面白くなるし、メスさばきも自分ながらうまくなってくる。このままやっててもいいかなと思ったけれど、父の会社も何とか持ち直したので、やっぱりやめようと内科の勤務医に戻った。でも僕と同じ時期に入った医者で、独立して美容外科医院を開業したヤツもいるんですよ」と。
そういう医者が美容外科<美容整形>医の9割もいる。

 増え続ける「ついでに美容外科クリニック」も危険

Q.じゃあ、ひっそりと個人でやっている美容外科<美容整形>医のクリニックが良いのかな。
A.ところがそれも危ない。長年、内科クリニックをやっている。最近自分の医院の周りに病院や医院が多くできて、患者さんが少なくなって、収入が減ってくる。「何とかしなきゃ」「レーザーでも入れて脱毛やシミとりやってみようか」「最近はメスを使わなくても、シワなどの凹んだところに、コラーゲン・ヒアルロン酸など、フィラー<皮膚充填剤>を注射で入れる治療もあるみたいだし」と、医院の看板の「内科クリニック」の横に「美容外科<美容整形>」と書き入れて、美容外科を始める。レーザーの操作くらいは、メーカーの指導員が教えてくれるからしばらくやれば何とかできるし、注射くらいは内科でもできる。(とその医者は思っている)。
きちんとした形成外科の研修も美容外科の研修も受けていない。そんな算術医がどんな治療をしているか、私の受けたメールからみてみようか。

「私の妻の事です。近くの個人の(内科・小児科・皮膚科・美容外科)の看板のある所に行き、法令線が気になりヒアルロンサンを注入したみたいです。
 それから3か月後の事です。効果が無かったので、また同じ病院に行ってヒアルロンサンの注入をしようとしたら、以前注入した物より安価な物を勧められ、量を沢山入れた方が良いと言われ、頬にも入れました。 
医院から帰ってきてじっくり顔を見るとフグみたいになっていました。本人も腫れが治まるものと思ってたみたいで、5日間我慢してたみたいですが、痛みも伴うものですからたまらず、夜中一人で病院に行ったみたいです。そしたらとりあえず、痛みどめと抗生物質の薬を処方されただけで、その時は原因が解らなかったみたいです。
次の日病院に行ったら膿を検査に出したら無菌だったからアレルギーを起こしたんだろうとドクターから言われたみたいです。 それからが、悲劇の始まりです。
最初は膿を出さないといけないと言う事で毎日、顔を強くつねられ、針で切開して膿を出し、あまりの痛みに耐えられず麻酔の注射をするけど麻酔は効かず、その麻酔の注射が半端なく痛いし、つねられて膿をだすのが、出産より痛かったと言ってました。(私の妻は一度も涙をみせた事がなかったのが、病院では毎日、大泣きだったみたいです) そんな膿だしが1ケ月続き、ステロイドが良いと言われ5日に一度を4回注射したところ、炎症は治まったのですが、逆に頬がこけて骸骨みたいになりました。
 今現在の治療はビタミンのイオン導入を週に2回、注射の影響か法令線の両サイドに注射痕と言われた部分を光転写でくすみの治療をしています。
私がドクターに「凹んでいる部分はどうするんですか」と尋ねると、ヒアルロンサンを入れると早いと言う。妻はヒアルロンサンでこんなになったのに、なんて無責任な事を言うんだろう。「それは無理です」と言うと、「自分の脂肪を少しずつ入れる」と言う。ネットで見ると凄く設備の整った所じゃないと出来ないみたいで、間違いなく今の病院にはその様な設備もないのにどうするものかと心配。 最近では「太れば治る」とか言ったみたいで呆れます。
しわ一つが気になり高額なお金を払い治療するのに、太れば治るとは・・・・・ どこか、信頼できる病院・ドクターが居るところを教えて頂ければ助かります。宜しくお願いします。今、妻は精神的にまいっていまして、一切、外出も家事も出来ません。心療内科に行くことにしています。私もひと月前から仕事の合間に帰って来てたのですがそばに居ないと本人も苦しいみたいで、仕事を辞める事にしました」

.ひどいね!
A
.ところがこのヒアルロン酸には、溶解剤があって、それを注射したら痛みもなく簡単に溶けてしまうんだ。特別な治療でもなくて、どんな医者でもできる。ネットを見れば、「ヒアルロン酸は溶解剤があります」とどこにでも書いてあるんだ。そんなことも知らないでヒアルロン酸を打つ医者がいる。これが、昨日まで内科の看板だけをかけていたのに、急に今日美容外科の看板もかける、美容外科<整形外科医>の、典型的な姿だ。
.どんな返信メールをしたの?
A.
溶解剤のことを説明して、「これは治療などというものでなく、傷害罪です」と返信メールして、とりあえず私が信頼している大学病院の美容外科を紹介したけれど、それきりメールは途絶えてしまった。

美容外科には「どっちつかず医」「グウタラ医」はいない

Q.一般医療で3割もいる、「グウタラ医」って、美容外科にはいないの?
A.
一般医療は、病気やケガで病院やクリニックで受診した場合、病気やケガごとに、「この治療をするとこれだけ支払いますよ」と細かく決められていて、医者は決められた治療をして、毎月末になると「今月こういう治療を、これだけの数、しました」と、請求書を健康保険組合に出す。組合はその請求書を、決められた治療を本当にしたのかどうかなど、いろいろチェックして、診療費の7割を医者に支払う。
決められた治療さえすればいい。決められた以上の治療をしてもお金は支払われない。「グウタラ医」が出てくるのも当然だ。
ところが美容外科は、自由診療だから、その技術と経験に応じてどんな治療でもできる。形成外科でしっかり研修を受けている医者は、自由に実力を発揮できるし、失敗したときでも、それをカバーする力がある。
しかし形成外科や美容外科の研修をしっかり受けていない医者は、鼻だったらシリコン挿入、二重だったら埋没法の技術を一週間くらいしかしか研修していないので、それしかできない。患者のいろいろな希望に合わせた治療はできない。たとえば目頭切開の二重とか、アグラ鼻やダンゴ鼻を治して欲しいと言ってもできない。
できないことはできないと言って、自分のできる範囲だけの治療をしていればいいが、時には、「やってみようか」と言う気になって、今まで一度も研修を受けたことのない治療を、美容外科の参考書を見ながらやって、とんでもない失敗をする。しかも失敗をカバーする基礎力を持っていないから大事故につながり時には死亡事故になる。美容外科では、技術・経験がないと、算術医や悪徳医になってしまう。「グウタラ医」は存在しようがない。

ダメ美容外科医は、スキルアップできない

Qダメ美容外科医が、 スキルアップすることはできないの?最初は一週間ほどの研修で患者を診るようになった医者だって、自分で努力したり、先輩に聞いたりしてだんだん上手になるんでしょう。
A.
自分で努力したり、また美容外科医院で研修を受けられたとしても、大学の形成外科の研修とはレベルがまったく違う。大学の形成外科の研修は、交通事故で顔がぐちゃぐちゃになった患者をその場で、命を救うだけでなくきれいに修復できるように外科医といっしょに手術したり、ガン専門医と一緒にガン切除部の皮膚に体の他の部分の皮膚を移植してきれいに修復したりなどするなど、非常に高度だ。金儲け本位で実力のない 美容外科<美容整形>医院にそういう患者は来るはずがないし、先輩の医者も同レベルで、きちんとした研修施設もないから、いつまで経っても技術は上がらない。患者扱いとお金儲けのノウハウはしっかり身に付くだけだ。ごくまれに、そういう医者もいるけれど、100人に、一人もいればいい方だ。
顔面・輪郭などの美容外科で定評のある美容外科医院の、大学での、形成外科・美容外科の研修の話を聞いてみようか。

「形成外科の医局に入ると、まず手術跡を目立たないようにする手術を教わり、手・足・腹部などの手術をさせてもらえるようになり、それから顔面の手術や口唇裂など、大きな手術を教えてもらえるようになります。病気でもない顔にメスをいれることのできるのはそれから。顔面・輪郭など骨組の手術は、10年近くいろいろなことを経験してようやく手がけさせてもらえる手術です」。

医師免許さえあれば、
一度もメスを握ったことのない医者でも、
心臓外科の手術ができる

Q.ちゃんとした勉強も何もしていないのに、病院に勤務して手術をしたり、クリニックに美容外科<美容整形>の看板かけたりできるのっておかしいじゃない?
A.ところが日本では医師免許さえあれば、30近い科、内科・外科・精神科・神経科・呼吸器科・消化器科・循環器科・アレルギー科・リウマチ科・小児科・整形外科・脳神経外科・呼吸器外科・心臓血管外科・小児外科・皮膚泌尿器科・性病科・こう門科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・気管食道科・リハビリテーション科・放射線科、形成外科・美容外科……何科のどんな治療でもできる (麻酔科だけは専門医の資格がないとダメ) 。どんな研修を受けたかなんて全く関係ない。
一度もメスを握ったことのない医者でも、心臓外科手術ができる。ま、心臓外科をキチンと勉強した医師でないと、心臓手術をすれば患者さんが死亡して殺人罪になるからしないだけで。形成外科や美容外科を研修したことのない医者でも、美容外科治療をできるは当然なんだ。
医者の数が少ない時代には、村に一人の医者しかいなくて一人の医者が、風邪も怪我もお産も、なんでも診なければならなかったので、こういうシステムが必要だった。しかし今ではその必要はない。ところがそういうシステムだけが残って、その昔のシステムを悪用しているのが、金儲けのためにだけ美容外科<美容整形>をしている医者なんだ。「悪魔のような医者」でなくて、悪魔そのものだ。

美容外科の世界は、無法地帯
厚労省も学会もチェックしない、できない

.Q.そんな怖い美容外科なのに、どうして最近、美容外科<美容整形>医院が増えてきたの?
A.まず、どこからもチェックが入らない。
日本では、美容外科以外のすべての科は保険診療だ。その科のことや治療法をよく知らない医者が治療をして、組合に請求書を出しても、いろいろチェックが入って、保険組合からお金を支払ってもらえない。

Q.公的機関のチェックが入るのね。
A.そう。またそれぞれの科には「日本○○医学会」があって日本医学会に入っていて、そこからの指導もある。
ところが美容外科は自由診療で、健康保険は使えないから、治療について厚労省のチェックを受けることはまったくなく、厚労省は美容外科をしている医者の数すら正確に把握していない。公式発表は2012年で411名だけど、実数は、こんな少なくない、1000、2000、さらに5000という数字もある。今日正確な数がつかめたとしても、明日は勝手に開業したり美容外科手術をする医者が増えるんだから、つかみようがない。

Q.でも美容外科学会があるじゃない!
A.「日本美容外科学会」という組織があるけれど、全く機能していない。というのも、まったく同じ名前の.「日本美容外科学会」が実は、2つあるんだ。

Q..キャッ!なによそれ!ボクシングかプロレスの組織みたいじゃない!
A.
一つは、形成外科で研修を受けて、形成外科・美容外科に取り組んでいる美容外科医の団体「日本美容外科学会(略称JSAPS)」。もう一つは医師免許さえあればどんな医者でも入れる団体「日本美容外科学会(略称JSAS)」。
英語の略称でしか区別できない。それにどちらの組織にも入っていないで美容外科をやっている医者もいる。
美容外科の世界は、厚生労働省からも日本医学会からもどこからも統一的な指導がなくて、野放しの無法地帯、魑魅魍魎(ちみもうりょう)(魑魅は山の化物、魍魎は川の化物)の世界なんだ。どんなにいい加減な治療をしても、常識はずれの治療をしても、後に後遺症が残って患者が苦しんでも、死亡事故が起こって警察が介入しない限り、だれもチェックしない。クレームつけてもほとんど示談金で解決される。そのためにそういう美容外科医院は、弁護士を雇い、退職した警察官すら雇っている。自由診療だから、患者の弱みに付け込んで、治療費はぶったくり放題。レーザーで2万円の治療に100万円取ったという実話は珍しいことではない。

Q.そうなんだ。
A.2番目に、美容外科が最近増えている理由は、美容外科<美容整形>治療が、「病人でなくて、健康な人のコンプレックスを治す治療」だからだ。
形成外科も含む一般医療が、病気・怪我など、人にとってマイナスの状態を、健康な時の状態ゼロに戻す治療だ。客観的な目標がハッキリしている。ところが美容外科は、健康状態のゼロの状態を、もっと美しいとか若い時と同じとか、患者の希望と美容外科医の主観的な感覚で、プラスの状態にする治療だ。
コンプレックスを刺激すれば患者はいくらでもつくることができる。「もう少し鼻が高ければ」「二重まぶたが美人の条件だよ」「もうちょっとアゴのエラがなければねえ」「小顔が流行だよ」などなどという美容外科医もいる。また医者が言わなくても、「アンチエイジング」「プチ整形」など、ファッションや化粧の業界が煽り立てて、流れに乗っからないと時代遅れみたいな気分に女性が追い込まれる。

Q.それってあるよね。美容外科医にそんなこと言われると誰だって弱いよ。
A.歯医者が、虫歯や歯槽膿漏の患者が減ってきて、歯医者が以前のように儲からなくなり、歯学部の受験者が定員を割って問題になっている。でも虫歯や歯槽膿漏の患者の数を増やすことはできない。でも美容外科はそれができる。

Q. 3つ目の理由は?
A.これまでの美容外科治療は、メスを使う治療が多かったけれど、レーザーや光を使う治療、注射による治療が増えてきて、「メスは使えないけれど、レーザーや注射ならできるんじゃないか」と甘く考えて、内科、産婦人科、皮膚科をやっていた医師が、安易に美容外科治療をするようになってきた。
でもレーザーは皮膚にやけどをさせたり、焼き切ったりする治療だし、コラーゲン・ヒアルロン酸など、フィラー<皮膚充填剤>を注射で入れる治療は薬の量や打つ場所などが非常に難しい。注入量が過剰、注入範囲・層のミスなど技術的な問題、さらに体質によるアレルギー問題もある。注射はリスクが少ないというのは大きな誤り。

美容外科には3種類の失敗がある

Q 失敗する人が多いのも当然ね。
A.しかも美容外科には3種類の失敗があるから、余計に難しい。
Q.えー、どういう意味?
A.まず、一般医療と同じ技術的失敗。メスを使う治療では二重のラインがガタガタ、ダンゴ鼻やアグラ鼻がキレイに治せない、あごのえら削りで顔面神経を損傷、歯槽骨を削って歯がぐらぐら。注入では、ヒアルロン酸・脂肪などの入れすぎで顔がパンパン。脂肪吸引で、脂肪片が血管に詰まって死亡例も。形成外科・美容外科の研修を十分に受けていない医師がする失敗だ。
2つ目は、医者と患者のコミュニケーション不足で、技術的には成功したが、患者が満足しないケース。たとえば二重の巾が広すぎる、鼻が高過ぎるなど。形成外科・美容外科の技術・経験のある医者にも十分起こりうる。
3つめは、技術的にも成功し、本人も満足しているのに、周囲が「おかしい」と言って、患者が修正を求めるケース。

.
周囲が「おかしい」と言う失敗てどんなの?
A. ある男性。子どもの時から長い顎が気になって仕方がなかった。電車に乗ると、みんなが自分のあごを見ているようで顔が上げられない、暗い性格になってしまった。30歳の時、思い切って、顎関節症の名医にあごを短くする手術を受けた。あごの骨を削るだけでなく、矯正歯科医による歯の術前矯正を受けて、かみ合わせ機能も十分に確認した、長期の大きな手術だった。医師は全力を尽くし、手術は見事に成功し、患者も思いどおりになって満足した。
が、話はここで終らない。
職場に帰ると、同僚たちがこぞって「どうしたの、前の方が良かったよ」「長いあごがお前のトレードマークだったのに、魅力なくなっちゃったよ」と口々にいう。面白半分であったかも知れないし、きれいになった男性に対する嫉妬心だったかも知れない。
元々、主体性がなく人の言辞に左右される性格だったのだろう。「この手術は失敗だった、元に戻して欲しい」と医師にクレームをつけはじめた。「あなたの希望通りに手術をして、あなたも満足していたではないの」と言っても一向に聞かない、元に戻す手術は、最初の手術よりさらに難しく、時間も手間もかかる、美容外科医がやる気をなくしてしまった。現実問題として元に戻すことは、不可能であったために、再手術は行われず、患者は不満足のまま、この美容外科手術は幕を閉じる。
これほど極端でなくても、女性で二重の手術をして本人は大満足、ところが「自分が『親友』と思っている女性がまったく気に入ってくれない」と、泣く泣く元に戻す手術を受けた患者など、その例は数えきれない。多くは『親友』や『周囲』の嫉妬心だ。

.そっか。最近「プチ整形」「アンチエイジング」とか言われて、美容外科ってお化粧の延長みたいに思って簡単かと思っていたけれど、一般の医療より難しいところもあるんだ。

「魅力あふれる、しかし危険もいっぱいの世界

.美容外科で名医を探す方法をまとめて。
A.一般医療では、7割程度の医者は、普通の治療をしてくれると思っていい。いろいろなチェック機関もあるし、悪い医者にかかっても、決められた治療しかしない、できない。患者の負担するのは医療費の3割だ。病気が治らない、治るのが遅いなどということもあるが、医者を代えても患者負担は軽い。致命的な失敗も少ない。
しかし、美容外科は1割の医者しか、きちんとした医療をしてくれない。最初の手術で9割を占める悪徳医にかかると、修正にまたお金がかかり、修正のできない傷をつけられてしまうことも多い。修正のためのお金を稼ぐのに、顔を外に出す仕事はできないと、常時、帽子・マスク・サングラスで、朝早くから新聞配達、夕方からタクシーの運転手という女性は珍しい例ではない。チェック機関がまったくない上に、医療費は医者の言い放題。
保健診療による一般医療と、自由診療の美容外科医療とは、『全く違う医療』だと考えないといけない。美容外科の9割は、悪徳医・算術医と考えて慎重に選ぶことが何より大切。名医にかかった場合でも、医者とのコミュニケーションを十分にとって、自分の希望を間違いなく伝えることが必要だ。
一般医療は、ある程度「あなたまかせ」でも良い。しかし美容外科治療は、医者選びも、医者とのコミュニケーションも、その結果も、支払いも『自己責任』の世界だ。保険診療に慣れきった日本人が経験したことのない、『未知の世界』『未経験のワールド』に入るつもりで、気持ちを切り替えないと、失敗する可能性が非常に高い。

私のホームページの閲覧者からもらったメールの中で一番ホッとしたメール。
「このホームページを見るまで、美容外科がこんなに怖い治療だとは、知りませんでした。二重の手術を受けるつもりでしたが、受けないことにしました」。
美容外科の必要性、効果をすべて否定するつもりはないが、一般医療と同じ気分で、軽々しく受けことの決してないようにして欲しい。
美容外科の名医の選び方は、「美容外科COM 失敗しない美容外科医の選び方」にも詳しく書いているのでぜひ参照して欲しい。

.一般の医療でも、名医を探すことって大事。美容外科では特に大事。でも、このリストに出ている『名医』に任せれば、安心というわけなのね。
.「安心」というのはどうかな。

.えっ、どういう意味?

.このリストに出ている美容外科医は、美容外科医としての基準を満たしている。しかし、すべての患者さんに対して、また患者さんのすべての希望に対して、100%「名医」かというと、そうとは限らない。
医師と患者の相性もあるし、同じ二重瞼の名医としても、それぞれの医師の好みや得意が違う。目だたない二重をつくるのが好きな医師もいれば、術前術後でハッキリわかる手術をするのが好きな医師もいる。

また、基礎的な研修は受けていても、それから先の勉強を怠って、低い技術に満足している美容外科医もいるし、中には算術医の仲間入りをしているのもいる。形成外科の技術があれば、美容外科もできると過信している医者もいる。 面倒でも、このリストの名医の中から、または他で見つけた美容外科医の中から、少なくとも3人の美容外科医のカウンセリングを受けて、医師との相性など自分で十分納得してから受けることを強くお勧めする。

 

 

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