自分たちの手で、足らないところは教えて頂いて、自主映画、自主上映を。
大資本体制、マスコミメジャー体制に風穴を開るんや。
     釜の聞き書き(シナリオ・脚本の材料)
ずいぶん前やけど、三角公園でよく小便をしているおばちゃんがいた。五十歳以上やと思う。風体はメチャクチャきたなかった。だれも、そのおばちゃんを気にとめていなかった。
生活保護を受けているのに、パチンコは朝からする、酒は飲む、あげくに賭博に行く奴がいる。なんで福祉なんや。一所懸命商売してきて、年金六万も、もろてない。あのおっちゃんら、十二万以上もらってるし、医療費はただやないか。
四畳半のアパートで、もちろん風呂なしや。台所はえろう狭い。光が差し込めへんから一日中暗い。これで、家賃四万二千円や。生活保護の人食い物にしているんや。そこに住んでいるおっちゃん、体不自由やから自分で文句もよう言わへんし。
 シナリオ・脚本  
作品名 作者  (ストーリー) 
釜ヶ崎流仮面劇
 第二部
(脚本) 
ユーチューブ(動画)
実際の芝居
井上 のぼる   釜のおっちゃんが原発への怒りを、仮面劇で訴えます。

釜が崎物語 ( 作 YOSIZOU ) 
 (主な登場人物)
雅子・・・居酒屋「サリー」の女主人(四十半ば)
英之・・・雅子の夫(五十半ば)
明美・・・居酒屋「サリー」の従業員(高校をやめて働いている。
岡島・・・鹿児島から出稼ぎにきて西成のアパートで暮らしている。六十歳。
広田・・・岡山から出稼ぎにきたが、妻は子供を連れて広田から去った。五十歳。
山下・・・聾唖の障害を持つ。三十歳。
守吉・・・住之江のアパートで一人暮らをしている
ペペ・・・初老の男娼
松ねえさん 釜が崎で暮らす松。施しをもらって暮らしている。
英之が握らせてくれた千円札。
松は、昔を思い出す。そして最後の日を迎える。
バラの花
(広田)
 釜が崎で暮らすようになって十年近くたった広田。妻子に逃げられ寂しい日々を送っていたが、仲間を見つけサリーちゃんを応援する。
 預金通帳
(山下)
  聾唖の障害を持つ山下が、釜が崎の岡島や、広田が暮らすアパートで暮らすことになった。しばらく経って山下の母が英之の店にで食事をしている山下訪ねてきた。山下は将来母親と暮らすのを目標にわずかずつだが、毎月の給料から預金を始めていた。
黄色いはっぴ
(守吉)
  守吉(七十歳)は住之江のアパートで一人暮らをしている。守吉の楽しみは月に一度、釜のサリーが出演する通天閣歌謡劇場に出かけることである。
 新世界で、後援会の黄色いはっぴを着込んだ。
ぺぺ    居酒屋「サリー」の店を切り盛りしているのは妻の雅子であった。
 ある日、英之は男娼にリンチを受けていた年配のオカマのペペを助ける。釜が崎から一時はいなくなったペペだが、家族から手切れ金をもらい新世界へ再び戻ってきた。
 ペペはかってかなえられなかった夢を託しその金を若い役者に貢ぐ。しかし、若い役者は街のヤクザと関係を持ちペペは裏切られ捨てられた。
 ペペは喉を切って自殺を図ったが、幸い一命を取り留め、英之と雅子の介護を受けた。 暗い絶望の淵をさまよっていたペペだが、新しい仲間と希望を見いだしていくのだった。