“SPINKLES”

スピンクルスの惑星
 part-13

キャプテン・クロノの漂流記



“rainbow pirates”


南下を続ける我々の行く手を阻むかのように出現したのは、広大な河だった。

ゆるやかなカーブ、幾何学的な河岸の形状は、それが運河であることを示していた。

調査に当たった潜水艇のクルーから驚くべき報告があった。海に近い河の中にいくつもの

巨大なタービン・ブレードの残骸を発見したというのだ。

当初、海水の干満による潮流を利用した発電装置と思われたが、それはすぐに否定された。

なぜなら、ゼトロスには『月』がないため、潮の干満は存在しないからだ。

この時点で我々には、そのプロペラが何のために使われたのか思いも及ばなかった。

ここで潜水艇クルーが発見した生物の一つは、エイに似ているが、

尾の付け根に二重のスクリューを持っていた。

この二重反転スクリューは、回転トルクを打ち消すとともに、

効率のよい水流を発生させるすぐれた機構だ。

はたして、この生物はそれを知って進化したのだろうか


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