| ONE 原作は正直、琴線に何も触れなかったというのに・・・映像&演出が入ると違いますねー。 例えば投書。 病名のところで絶妙に入る雑音(笑) ナイス。 例えば役者。 ”ガムのおもちゃにひっかかる””いつも鍵がない”そんなもさっとした山田君、ナイス!! ヒロインの綾瀬なんとかも可愛いじゃん。 ラジオを聴いて翌日怒るところに周囲の反応をいれたのも納得いったし、ハガキを書くところを見ていた・・・という告白の伏線にもなっていましたよね。 でもその山田君が成長して、現代の緒形直人になってまで泣いたりしていると(ドラマ「幸福の王子」のもっくんを彷彿)ひきまくりで・・・・・現代の話が多くなってきたら見続ける自信がありません。 とりあえず今週は面白かったでーす。 |
| TWO コロッケパンで紫陽花で、図書室のちゅーですよ!! (興奮) 「俺は心が狭いんだ」 と、若者の独占欲で声ひっくりがえしてる朔の可愛いことっ!! アキもきらきら輝いているわよっ。 廊下で痴話喧嘩して、校内中で噂じゃないんですか?女子校出身なもので、あの辺の甘酸っぱい居心地の悪さは懐かしいというよりも、羨ましいのかも。 自分に自信がなくて、つきあってるのか自信がなくて、相手が何考えてるのか不安で、ただただ毎日アキを好きになっていく朔。青春だーっ そんな朔に「嫌いにならないで」と泣くアキ。 「頑張らないでいいって言われたの初めて」だなんて(涙) 若さがきらきらと輝いて溢れています。 この先、夭逝すると知って見ているから辛いんですよね。厳しく育てている三浦パパは、病気が分かったとき激しく後悔するんだろうなぁ・・・・。 でも、現代の朔に話が映ると一気に脱力。 いくら素晴らしい恋を10代でしちゃったからって、17年もそれに捕らわれっぱなしってどうかなとは思うわ・・・・。現代に1人、アキの遺骨を抱いて生きる朔は、とりあえず散骨の場所を考えられるぐらい前向きになってきたのかな。 青春に泣かされ、じいちゃんに泣かされ。 原作があんなにどうでもよかったのに、映像にはしてやられています。 |
| THREE でも、アキがどんなに(あり得ないほど)イイ子かと見せつけられ、また大好きだったお爺ちゃんの死後すぐに泣けない朔の姿に、これなら長引いちゃっても仕方がないのかと思ってきたりして・・・・。 どの場面をとっても、みどり美しくセミの声が郷愁をそそり、日本って美しいと思います。そして青春も美しい。 子連れで現れた、17年後の第2のアキさん。 お母さんがその子を「朔との・・・・?」なんて訊ねる場面が悲しくも優しかったです。 「あの子はずっと独りだと思ってたから」 そういえば。 お爺ちゃんの死に涙する朔を、抱き留めるのはもうお母さんじゃなくてアキなんだよね。ある年齢を超えたら、もう親はどんなに子を思ってもその傷を癒す力にはなれないのかしら・・・・・。 親って哀しいなぁ。 娘の勉強部屋に顔を出して、とんちんかんなコトを言って去る三浦友和も。 親って哀しい。 |
| FOUR 6大学に入れなくちゃ住めなくて、友達を裏切らないと行かれないほど遠いんだね?アキを失った朔ちゃんが17年間いた街は。 周囲公認の2人が、かゆくなるほどイチャイチャなのも可愛いし、大事な試合に出損なって2人きりでタイムを取るまでの経緯もなめらか。まったく本当に安心して見ていられます。 ただ、個人的には遺骨をずーっと持っていることまで親&先生公認というのはいただけないです。 ひっそりと持っていて欲しかったし・・・・周囲も、 ”17年も経っているなら、捨てちゃってるよね?” ってスタンスでいて欲しかったです。心の奥底がどうあれ。 それとも。乗り捨てた自転車が盗まれない町では時間はやっぱり止まったままなのかな。 (半端に都会だった埼玉育ちの当方には、こういう田舎の描かれ方はもうファンタジーの域。) |
| FIVE・SIX なんの野望も目標もない、でも結婚だけはする気満々の朔!こんな男困るって(^^;;;) 『アキが大人になってたら、絶対捨てられてたよね・・・・』 と思うといっそ、笑えちゃいますって。 そして、発病。 6話、想い出の無人島に渡り、アキが残したメッセージをみつける朔太郎。 雑音まじりながら、奇跡的に再生される17年前の愛の言葉(涙) アキも、本当に朔太郎が好きだったんだね。 ここでねー、 「こんな男(自分)にしか出会う機会がなかった」と、自虐でコメントされちゃ、突っ込む言葉がありませんですよ〜。 白血病を「再生不良性貧血」と偽られたまま、夏休み終わっても入院のアキ。本人が例によって”頑張って”治ろうとしているから見ていて辛くて。 そして御両親も不憫で。 「ボクに何か出来ることがあれば」という朔に、声を荒げるお母さん。 「何か」があるなら自分が真っ先にしている!!・・・・んだよね。 そして、 「君は悪くないけれど、だからこそ君を憎まないと立っていられない」などと淡々と非道いことをいうお父さん。アキの病名も即答だったしね! 朔も自分を責めているけど、親にしたらそんなここ数ヶ月のことなんか へ でもなく、そんな身体に生んでしまった、から始めて悩みぬくわけで、なのに当の娘は朔にばっかり会いたがるんだから、非道い話です。 そして、「あちらの御両親に申し訳ない」という朔の両親。 この辺、当然で必然で、なのに原作には欠けていた視点で、とてもいい感じにドラマをふくらませてくれたと思います。うん。 ロミジュリが相撲部ホモになっちゃったのはつまんなーいんですが、学芸会だからそんなものかしら。でも、それを病室で、しかも御両親居合わせるままアキに見せるのはたまりませんでした(^^;;;) 嫌がらせだよねっ お父さん途中で席立っちゃうし(><;;;) |
| SEVEN 「まだ死んでなかったのか」ってお父さん(><;;;) ウソがつけなくて要領の悪い朔に、本当の病名教えたの自分じゃないですか!! 泣きたくてもすぐ泣けないアキと、影で泣いて泣いてついに笑えるようになっちゃうまで我慢するお母さんと。そっくりで、だからお互いに泥沼にはまっていく感じ。 だからこそ、全然違う朔や、朔の家族に惹かれるんですね。そんな交流も丁寧に描かれていて団らんに泣けました。 朔のお母さん、怖いよ凄いよ素敵だよっ (朔には「動物だ」なんて非道いこと言われてますけど) 当時の白血病のイメージって、ドラマでも少女漫画でも、即、死に至る病だったんだなって思い出しました。そして、普通なら隠すショックをあらわにして自分のために泣いてくれる人。この正直さが、おためごかしの笑顔よりも必要な時もあるのかなって。 「どうして笑えるんですか」 って、朔がアキの母に聞いたのと同じことを、白血病の青年にアキが訊ねる。 「失って初めて得るものがある」 と青年が答え、アキが朔に語り、17年後の朔が悟る。この辺も出来すぎながらやはり心を打たれました。 バツのついた医学書。我が家にもあります。 並んでいるんだよね。 深刻な項目と、似てるけど隣に比べればましな項目って。どうにか離して載せて欲しいとか、病人抱えて無茶なこと願ったものです。 もう何をどう頑張ってもアキは死ぬんですね。 ここに来て、現代と17年前を交互に描いていた意味がやっと分かってきました。 アキを亡くして、どん底に落ちる朔。それを時系列を追って描くのではなく、落ちていく前に現代での赦し、再生の兆しを見せてくれているので救われます。 (それにしても!エビの背わた取りもしたことない高校生の娘って、どうよ? この点でアキのお母さん大減点。完璧すぎて娘に手伝わせられない母??それとも料理は全部冷凍??) |
| EIGHT ・・・あ、現在は「一緒に家族写真」なだけ? でも、そういう意味もありだよね?? 男女の性愛よりも「家族」に比重の大きい結婚も、あるのかなとフレームの中の3人をみていて思いました。 『幸せにしてあげる、幸せにしてくれる誰かと一緒』なことで、生きていける。 冒頭、しれっと『死のうとした』とアキ2号に告げる現在の朔。 そんなのも含めて、今回初めて現在の朔の描写をいいと思いました。もっと見ていたいなって。・・・やっと、トンネルを抜けてきたからかな。 全てを諦め始めた恋人達と、再生を始めた17年後の朔と。 先週も書いたけど、過去と現在が差し引き釣り合っていてなんとかつらくなく見られるンだと思うので、構成に万歳! それでもね。最後、ウェディングドレスのアキと朔ちゃんの写真で殴られたように泣いてしまいた。あれは反則だよー。 それから、朔のために自分から別れた、と母親と話すアキ。 「死」を知った年頃の小さい子は、「お母さん死んじゃうの?」「お婆ちゃん死んじゃいやよ」と勝手に泣くモノですが・・・自分は死なないつもりの涙なんだよね。 なのに、こんなに若い、幼い娘が死を意識して泣いている。母親はたまらないだろうと思うともう、泣けて泣けて。 |
| NINE・TEN アキの絵本。 17年たってやっと、朔の元に届きました。 ああ・・・コレを当時きちんと受け取っていたら。葬儀に参列できていたら。死に目に立ち会えたら。灰をまけていたら。 ドミノのコマのどれか1つが止まっていたら、こんなにも長く現実から目を背け続けることもなかったのかもしれないのに。 でも、浮上しつつある今、アキのお父さんにきちんと会えて「もう充分だ」と言ってもらえたことはとても大事だったかも。・・・お父さんにとっても。 自分でも薄れつつある娘の記憶を、抱いてくれた人がいたことを知って、きっと嬉しかったよね。 いやー、泣いちゃいました。 死ぬのは分かっているので気が進まなくてビデオ溜めていて、ラスト2話をまとめて鑑賞。 結局この見方は正解だったようです。最後、幸せそうに生活する朔やその後のみんなの姿や・・・・一番幸せだった時のアキと朔を見て終わりに出来て満足です。 ああ、思い出すと鼻水が。 実は、恋物語、として見るには気持ちが寄り添えませんでした。 あまりに完璧なアキ。取り乱したのなんてホンの一瞬。先生に、友人に、お別れの言葉を残して笑って死んでいくなんて!旅支度の為に朔が忍び込んだアキの部屋の、なんと整然と整っていることか! 空港でだって、『あー、車椅子が借りられるのに朔』とイライラ見ていましたが、あそこまで衰弱しながらも「朔に迷惑かけられない」って どんなやせ我慢ですか、重病人が!! 朔も朔で、どんなに泣いても廃人でも「自分のために泣いているだけ」という朔パパの言葉は的を射ている気がするんです。 きみは東京に逃げたじゃない。 でも、アキの御両親は、娘が好きだったクリームコロッケを、その娘が居なくなっても2人きりで食べ続け、カーテンも家具もそのままに娘の居なくなった家に住み続けていたのよ。 結婚衣装の写真を、アキの祖父母も欲しいという。 そうだよね、朔に大好きなおじいちゃんがいたように、アキにだって親戚がいて、可愛がられて育っているんです。朔だってアキを愛しているだろうけど、それとは違う愛がもっと長く続いてきた愛があちらこちらにあるんです。 人が死ぬと、周りの人間は哀しい。恋人や友人だけじゃなく親や親戚も哀しい。 このあったりまえのコト、でも原作ではポッカリ欠けていコトがきちんと描かれていて、ぐっとドラマに集中できました。 キラキラした青春をありがとう。 生きている幸せを思い出させてくれて、ありがとう。 今日もまた、普通の1日を大切に生きていこうね。 幸せに、朔太郎。 |
