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二重まぶた
思い通りの二重は、熟練した医者に
Q.二重まぶたの手術ってチョー簡単って聞くけど。
A. 簡単にしようと思えば簡単。顔の真正面から見て、閉じたときのたまぶたの皮膚と、まぶたをひっくり返した時に目玉と接しているピンク色をしているところとを、糸で結びつければいいだけ。局部麻酔をして5分くらいでできる。糸を何か所で止めるか、止める幅をどれぐらいにするかなど、それぞれの医者が工夫。結びつけた糸はそのまま残して皮膚の下に埋めこんでしまうので、「埋没法」と呼んでいる。糸を残しておかないとまぶたと筋肉とが強く結び付かない。何かで糸がはずれると元の一重まぶたに戻ってしまう。
Q.じゃあ、ちょっとしたお化粧感覚でできる?
A.そう。もしできた二重まぶたが気に入らなければ糸を抜けば元に戻るし。簡単に再手術ができる。「こことここを止めればできる」と教えられると一週間くらいの研修でどんな医者だってできる。糸がはずれてしまった場合には糸を抜いてもう一度縫い合わせることも簡単。
Q.私、タレントの○○さんみたいな二重まぶたになりたいんだけど、すぐなれる?
A.簡単に出来るときもあるけれど、希望どおりの二重まぶたにするには難しい時がある。
Q.難しいってどんな時なの?
A.たとえば「幅の広い平行な二重にしたい」という場合、日本人には「蒙古襞(もうこひだ)」といってアジア人種独特の目がしらの線が内に切れ込んでいる人が多いので、西洋人に多い平行な二重まぶたは簡単にはできない。
Q.じゃどうするの。
A.上まぶたを折れ曲がって欲しいラインに沿ってメスで切って、上まぶたの内部特に目頭の組織を目で見ながら丁寧に手術しなければならない。
患者さんの希望に合うように、皮膚とまぶたの裏側とを糸でくくって結ぶ。糸は残しておいて、切開した皮膚を縫う。「切開法」っていう。
Q.結構むずかしそうだね。
A. 確実に二重まぶたができて、その形など患者さんのいろいろな希望に沿った手術が可能。でもどんな医者でもできるってわけじゃない。一週間や二週間の研修の「にわか美容外科医」では絶対無理。形成外科を8年くらい勉強して、その上に美容外科を十分経験して、上まぶたの組織がどうなっているかという解剖がわかっている医者でないと無理。
Q.よく失敗する人がいるとか。
A.埋没法で糸を結び付ける方法だったら、失敗した時には糸を抜けばいいのだけれど、切開法で失敗するとその修復はかなり難しい。
まぶたは小さな狭いところに、筋肉・膜・脂肪組織などいろいろな組織が層になって並んでいて、その層がとてもわかりにくく複雑で、その動きもデリケート。訓練を積んだ美容外科の専門医でも難しいのに「にわか美容外科医」がさわるとまったくわけがわからなくなって、仕上がりは患者さんの希望通りにならない。
Q.失敗したら、今度は美容外科の専門医にかかればいいわけ?
A.眼だけでなく、筋肉・膜・脂肪組織などは最初はきれいに組織が並んでいて、メスを入れてもすっすっと分けたりできる。でもいったんメスを入れると組織がぐちゃぐちゃになってとても直しにくくなる。まぶたは範囲が狭いから特にそれがひどい。最初の手術で変な風に形が壊されている場合には余計にわからなくなる。いったん壊されると、名医がどんなに一生懸命修復しようとしても、良くて元の状態、悪い場合には元より悪くなる場合もある。
Q.やっぱ、医者選びが大事かな。
A.何でもいいから、とりあえず簡単な「埋没法」で二重まぶたの手術を受けてみたいって言う場合でも、二重まぶたに熟練した美容外科医にかかった方がいいけれども、「こんな風な目になりたい」「タレントの○○さんのような目になりたい」などというときは、絶対に二重まぶたの専門医にかかることが大切。 |