| ■社会不安障害の症状がでやすい状況 |
・大勢の人前で話す
・面接を受ける
・電話の応対をする
・お茶を出す
・字を書く
・挨拶をする
・人に注目される状況
このような状況になった時に、不安や緊張が高まり、心と体に症状が現れます。
[ こころの症状 ]
人前で恥をかくのではないか、失敗するのではないか、うまくやれるだろうかという不安、 他の人から自分はダメな人間と思われないだうか。
[ からだの症状 ]
手足が震える、声が震える、顔が赤くなる、汗をかく、声が出ない、食事が喉を通らない、 動悸がする、吐き気、頭痛、頭が真っ白になる、めまいがする、息苦しくなる。
このような症状の為に、通学や通勤が出来なくなったり、日常生活に支障をきたすようになります。
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■社会不安障害の例
| 【症例1】クラスなかなかなじめず、お弁当の時間などでも人の輪に入ることができない。授業中は先生にあてられないようにと、ずっと考えてしまい、体が緊張して疲れてしまう。最後には登校拒否をするようになってしまった。 |
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[診断のポイント]
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●対人場面での不安症状
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●回避行動 |
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●不安に伴う身体症状
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●不安症状の出現状況(全般性の特定) |
| ●10代に多い発症年齢 |
●発症における誘引 |
| ●対人関係の希求性 |
●自己評価の低下 |
| ●会食恐怖 |
●家族など親しい対人関係における症状の有無 |
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| 【症例2】最近、よく眠れなくなり、朝会社に出かけようと思っても、不安でなかなか体が動かない。 会社に行っても最近は電話が鳴っただけでもびくっとしてしまう。 |
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[診断のポイント]
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●対人場面での不安症状
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●対人場面での回避行動 |
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●不安に伴う身体症状の増悪要因
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●電話恐怖 |
| ●抑うつ症状の確認 |
●うつ病、アルコールの問題が併発 |
| ●抑うつ症状の背後にあるSADを確認 |
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| 【症例3】半年前にあった友人の結構披露宴で署名をしようとしたところ、受付の人がじっと見ているような気がして、嫌だなぁと思った。途端、手が震えだして字が書けなくなった。それ以来パーティー等は、極力避けるようにしてしまい、職場でも緊張することが多くなってきた。 |
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[診断のポイント]
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●幼少期の性格傾向
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●発症後の対人関係の取り方の特徴 |
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●症状の増悪要因
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●手の振え、書痙 |
| ●不安感、不安に伴う身体症状 |
●回避行動の多さ |
| ●仕事、学業等、日常生活における障害度 |
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| 【症例4】初対面の人に会ったり、話をしようとすると、必要以上に緊張して怖くなってしまい、話が進まない。打ち合わせや商談になるとますますひどくなる。 |
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[診断のポイント]
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●幼少期の性格傾向
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●発症後の対人関係の取り方の特徴 |
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●症状の増悪要因
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●対人関係の希求性 |
| ●不安感、不安に伴う身体症状 |
●回避行動の多さ |
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■社会不安障害として含まれる主な恐怖症一覧
- 対人恐怖症
自分の行動や状態を他人に評価されたり、悪いとか劣っていると侮辱されることに、強い不安を感じる。
- 赤面恐怖症
人前で緊張したり、不安になるとと顔が赤くなり、余計に緊張・不安が増す。
- 発汗恐怖症
緊張すると発汗してしまい、そのことによりますます不安を感じる。
- 電話恐怖症
電話に出ることが出来ない、出ても緊張で声が震えたり、用件を聞き取れなかったりしてしまう。
- 吃音恐怖症
緊張してどもってしまったり、電話の最初の一声が発っせない。またどもってしまうのではないかと不安になる。
- 場面恐怖症
大勢の前の自己紹介などで緊張して、上手く発言が出来ない。
- 雑談恐怖症
仕事で必要な話は出来るが、休憩時に人と話す時は上手く話せなくなってしまうという。
- 視線恐怖症
自分が人から見られているように感じて、緊張してしまったり、人の視線が気になってしまい、自分の動きがぎこちなくなってしまう。
- 正視恐怖症
相手の目を見ることが出来ない。自分の視線が人に変と思われるのではないかと思い悩む。人の目を見て話せない。
- 書痙
人前で文字を書こうとすると手が震え、意識すればするほど手が震えてしまう。
- 震え恐怖症
人前だと食器や鉛筆を持ったりする手が震えたり、顔が震えたり、足が震えてしまう。
- 表情恐怖症
自分の顔の表情が人から変に思われていると思ってしまう。
- 醜形恐怖症
自分の顔が醜いと感じ、人と会うことが出来ない。
- 会食恐怖症
人前で食事ができない、食事をしていても自分がおかしなことをしているのではないかと不安になる。
- 自己臭恐怖症
自分の体臭やガス(おなら)・口臭がもれ、周りに多大な迷惑をかけていると感じてしまう。
■社会不安障害の原因と治療
社会不安障害を引き起こす原因として、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの機能異常であるとされています。
これはうつ病やパニック障害と同様で、ストレスなどによって、セロトニンが低下しているために、神経伝達のバランスが崩れてしまい、さまざまな症状が現われるとされています。
現在、「SSRI」といわれる新しいタイプのお薬が開発され、社会不安障害にも効果があるとされています。
当院ではこのSSRI系である「パシキル」「デプロメール」といった最新のお薬を使っての治療を行っています。
なお、「デプロメール」は傾向的に社会不安障害に対する治療効果が高いことから、当院では主に「デプロメール」での治療を行っています。
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