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現在、日本人の5人に1人は睡眠に関する悩みを抱えていると言われています。
不眠症とは、健康を維持する為に必要な睡眠が不足し、日常生活に支障をきたしたり、本人がストレスを感じている状態をいいます。
ちょっとした悩み事などがあって眠れない、枕が変わると眠れないといった経験は誰にでもあると思いまが、不眠はただ眠れないだけでなく、体調に悪影響を与えたり、昼間の眠気のために事故などを引き起こす場合があります。
不眠が長く続いた場合は、かかりつけの医師などに相談しましょう。
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睡眠は身体はもちろん、脳が休息する時間です。普段起きているとき、脳が休むことはありません。また、成長ホルモンの分泌や、身体の新陳代謝も睡眠中に促されます。
長く睡眠時間をとることよりも、ぐっすり熟睡し、目覚めがすっきりとして満足感が得られる、質の良い睡眠をとることが大切です。 |
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■睡眠のメカニズム
睡眠は大きく分けて、浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠があります。この2つは90分という睡眠サイクルの中で繰り返されます。

| ノンレム睡眠 |
… |
脳が眠っている状態です。入眠直後に現われ、眠りは深さによって4段階に分けられます。夢はほとんど見ず、眠りが深くなるにつれて呼吸・脈拍が少なくなります。
居眠りはほとんどがノンレム睡眠なので、ほんの少しの居眠りでも脳の休息になります。
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| レム睡眠 |
… |
身体が眠っていて、脳が起きている状態です。目覚めに近い状態なので、このときに起きると気分がすっきりします。
呼吸・脈拍が不規則で、身体の力が完全に抜けています。このときに脳だけ目覚めた状態が「金縛り」だといわれています。 |
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不眠は環境の変化、不規則な生活習慣、騒音、暑さなど様々なストレスによって引き起こされます。
そういったストレスで数日間眠れないといった症状を「一過性不眠」といい、これが1〜3週間程度持続するものを「短期不眠」といいます。
1ヵ月以上不眠の状態が続くものを「長期不眠」といい、内臓疾患や精神疾患などが隠れている可能性があります。
また、別の病気治療のため飲んでいる薬が原因となることもあります。
■主な不眠症の症状
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入眠障害 |
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布団に入っても中々寝付けない状態。不眠の代表的な症状。 |
| ○ |
中途覚醒 |
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夜中に何度も目が覚めてしまい、中々眠れない状態。 |
| ○ |
熟眠障害 |
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睡眠時間は充分なのに、ぐっすり眠った感じがしない状態。 |
| ○ |
早朝覚醒 |
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朝早くに目覚めてしまい、それから眠れなくなってしまう状態(高齢者に多い)。 |
| ○ |
睡眠時無呼吸症候群 |
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睡眠中に突然呼吸が止まってしまう状態。
大きないびきの後、突然いびきがとまり、10秒以上無呼吸の状態が一晩に30回以上起こる。
熟睡感が無く、高血圧や動脈硬化などを引き起こしやすい。最悪の場合生命に関わる危険もある。 |
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一般的に、日常生活でのストレスが続くと、不眠症になりやすいと言われています。
ストレスを受けると身体の睡眠サイクル(約90分)が狂ってしまう、というのが一般的です。
最近なんだか眠れなくなったという方は、身の回りで何か変化は無かったか、仕事や人生に悩みがないかなどのストレスチェックしてみましょう。
■不眠症に陥るメカニズムの一例
| ストレスを受ける |
| ↓ |
| 心理的な緊張不安に陥り、眠れなくなる(一過性の不眠) |
| ↓ |
| この時の一時的な不眠がきっかけで、不眠恐怖症になる |
| ↓ |
| 眠ろうとすればするほど眠れなくなり、「精神性理性不眠」に陥る |
「精神性理性不眠」とは、別にこれといった原因や理由も見当たらないのになぜか眠れない、といった不眠で、神経質、几帳面、完璧主義といった性格の人に多く見られるようです。
このタイプは、寝室では寝付けないのに、ソファの上や、テレビ等を見ている時にはすんなりと寝てしまうこともあります。
原因が分ればそれらを取り除くように心がけることで、不眠を解決するきっかけとなります。
眠ることを強く意識せず、寝室や寝具を工夫したり、睡眠前にリラックスする事を心がけてみるのもいいでしょう。
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不眠症の診断は、原因をきちんと確かめ、最適な治療法を判断するために、詳細な問診が行われます。
・いつ頃から眠れなくなったのか
・眠るまでにどのくらい時間がかかるか
・身体に何か不眠以外の症状は出ていないか
・生活習慣に関して
など睡眠に関する質問があるので、あらかじめ自分の不眠状態を記録しておくとよいでしょう。
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不眠症は主として精神科、精神神経科、心療内科などで診てもらえます。もしくはメンタルクリニックや、かかりつけの医師に相談するのもひとつの方法です。
それでも症状が改善にしない場合には、専門医がいる病院を紹介してもらうこともできます。
治療は、まず最初に生活習慣を見直し、適切な睡眠リズムを心がけることや、無理に眠ろうとせずリラックスを心がける、寝室の環境を整えるなど、生活指導(睡眠衛生)を行います。
それでも改善しない場合、睡眠薬を使用する薬物療法や、不眠の原因となっているストレスやその他の不安を取り除く非薬物療法などを行います。

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