卯月

スクリーム3 アメリカスクリーム3
4月2日・梅田東映パラス
 監督は、ウェス・クレイヴン。キャストは、デイヴィッド・アークェット、ネーヴ・キャンベル、コートニー・コックス・アークェット、パトリック・デンプシー、スコット・フォリー、ランス・ヘンリクセン、マシュー・キースラー、ジェニー・マッカーシー、エミリー・モーティマー、パーカー・ポージー、ディオン・リッチモンド、パトリック・ウォーバートン、リーヴ・シュライバー、ケリー・ラザフォード、ロジャー・L・ジャクスン、リン・マクレェ、ロジャー・コーマン、ジョシュ・ペス、ローレンス・ヘクト、ケヴィン・スミス、ジェースン・ミューズ、ヘザー・マタラッツォ、ジェイミー・ケネディ、キャリー・フィッシャー、リサ・ビーチ。
 「スクリーム」の3部作の完結編?「スクリーム」の出来がよかった為に、「スクリーム2」で見事に裏切られたが、この「スクリーム3」は、アメリカでヒットしたということと、こうなれば心中してやるという気持ちで見に行きました。でも見事に心中する結果になりました。今回も「スクリーム2」同様、新作「スタブ3」製作中で起こる猟奇殺人とシドニーたちとの戦いを描いたものです。


キッドナッパー フランスキッドナッパー
4月3日・パラダイスシネマ
監督は、グラハム・ギット。キャストは、メルヴィル・プポー、エロディ・ブシェーズ、ロマン・デュリス、イザーク・シャリー、エリ・カクー、エレーヌ・フィリエール、パトリック・リザナ、サーシャ・ブルド。
 フランス版「ルパン3世」のようなもんでしょうか?おっちょこちょいというか個性的な4人の男女がマフィアの依頼を受けてリトアニア人の屋敷から2000万フランを強奪するもので、みんなの間抜けぶりが楽しい作品でした。エロディ・ブシェーズとロマン・デュリスがなかなかいいですね


グリーンマイル アメリカグリーンマイル
4月4日・北野劇場
 監督は、フランク・ダラボン。原作は、スティーヴン・キング。キャストは、トム・ハンクス、マイケル・クラーク・ダンカン、デヴィッド・モース、ジェームズ・クロムウェル、ダグ・ハッチソン、バリー・ペッパー、ハリー・ディーン・スタントン、ボニー・ハント、マイケル・ジェダー、グラハム・グリーン、サム・ロックウェル、パトリシア・クラークソン、ゲイリー・シニーズ、ジェフリー・デマン、ネズミ。
 スピルバーグが4回泣いたという(本当は3回みたいですが。)作品。私も撃沈されてしまいましたが、なんか複雑でした。感動というよりも絶望感で泣けたのかもしれません。人間の残酷さ、無情感を思い知らされたような作品。監督、原作が「ショーシャンクの空に」コンビなので、かなり期待していましたが、「ショーシャンクの空に」よりも、ファンタジックで、スリラー要素を入れた作品だと思います。刑務所という小さな世界で繰り広げられる奇跡を描いています。グリーン・マイルって死刑囚が電気椅子に向かう通路のことですが、単なるその意味だけでなく、人生のことを指してるのです。すなわち人間は必ず死を迎えなければならないという。


橋の上の娘 フランス橋の上の娘
4月8日・テアトル梅田
 監督は、パトリス・ルコント。キャストは、ダニエル・オートゥイユ、ヴァネッサ。パラディ、カトリーヌ・ラスコー、ミレイユ・モス、イザベル・プティ=ジャック、フレデリック・フリューガー。
 出会った男とすぐに恋に落ち、寝てしまい、捨てられる。自分はツイていないと思い悲観して、橋の上から川に飛び降りようとしていた。その時、男が話し掛ける。ナイフ投げの曲芸師だった。彼はそこで的になるペアとしてスカウトするのだった・・・・。始めのヴァネッサ・パラディ演じるアデルのモノローグから映画に吸い込まれていきました!彼女のベリーショートに切った姿は参りました。とても美しいです。音楽もとても映画に合っているし、特にナイフ投げのシーンで流れる音楽は、胸熱くなってしまいます。このシーンがたまらなくいいです!ルコントの作品らしく、人生に絶望を持った人を描いているにも関わらず、ストーリーが重くならないのが今回も発揮されています。それにしてもイスタンブールに行ってみたいと思いました。


クッキー・フォーチュン アメリカクッキー・フォーチュン
4月8日・テアトル梅田 
 監督は、ロバート・アルトマン。キャストは、グレン・クローズ、ジュリアン・ムーア、リヴ・タイラー、クリス・オドネル、チャールズ・S・ダットン、パトリシア・ニール、ネッド・ビーティ、コートニー・B・ヴァンス、ドナルド・モファット、ライル・ラヴェット。
 クッキーおばさんが自殺をしたことから始まる、アメリカ南部の小さな町で繰り広げられるコメディタッチのドラマ。前知識がなかったので、お菓子のクッキーが絡んだ物語だと思っていました(深い意味で絡んでいるのかもしれませんが。)が、人物名でした。内容は、こんなに楽しませてくれる映画だと思いませんでした。それもほのぼのした笑いです。


MIFUNE デンマークMIFUNE
4月12日・梅田ガーデンシネマ
 キャストは、アナス・ベアテルセン、イーベン・ヤイレ、イエスバー・アスホルト、ソフィエ・グロベル。エミル・ターディング、アナス・ホーベ、パプリカ・スティーン、メテ・ブラトラン、スサネ・ストーム、エレン・ヒリングソー、シセ・バベット・クヌーセン 。
 田舎者と思われるのが嫌で、過去を偽っていた弟は、コペンハーゲンで大会社の社長令嬢と結婚したが、父が死んだということを聞き、島に戻ることになった。久々に障害を持った兄と出会う。でも今まで兄の世話をしていた父が死んだことにより、兄の世話をしてもらうため、家政婦を雇うことになる。その家政婦は、今までの暮らしから心を変えるためにやって来たのであった。次第に打ち解けていく彼らたちは・・・。
 題名の「ミフネ」は、彼ら兄弟が見た「七人の侍」の三船からきています。それにしても”ドグマ95”ってなんなんでしょう。いろいろな決まりを作って、それに従うなんて、そんなことどうでもいいんじゃないでしょうか?作る人のこだわりなんでしょうが、こんな規則で、つまらなくならなければどうでもいいのです。


マーシャル・ロー アメリカマーシャル・ロー
4月15日・梅田東映パラス2
 監督は、エドワード・ズウィック。キャストは、デンゼル・ワシントン、アネット・ベニング、ブルース・ウィリス、卜ニー・シャルボウブ、サミ・ポージラ、アーメッド・ベン・ラービ、モスレ・モハメッド、リアナ・パイ、マーク・バレー、ジャック・グワルトニー、デイビッド・プローバル、ランス・レディック、エレン・ベゼア。
 ニューヨークで起こったテロ事件、FBI捜査官は、イスラム原理主義者たちの犯行と断定した。その捜査中に事情に詳しいCIAの捜査官と共に解決しようとするが、次から次へと爆弾テロが起きる。そして大統領は、ついにニューヨークに戒厳令をだし、軍を投入するのであった。単なる爆弾犯人は誰だというストーリーじゃありませんでした。なぜこのようなテロ事件が起きるのか?テロを防ぐ者同士の問題点とか、テロを防ぐために人権侵害を犯してもいいのかとか、結構ちゃんとしたことが描かれていたと思います。


ボーン・コレクター アメリカボーン・コレクター
4月15日・梅田東映パラス
 監督は、フィリップ・ノイス 。キャストは、デンゼル・ワシントン 、アンジェリーナ・ジョリー 、クイーン・ラティファ 、マイケル・ルーカー 、マイク・マッグローン 、ルイス・ガスマン 、リーランド・オーサー 、エド・オニール 。
 事故で寝たきり状態となった科学捜査官は、ある猟奇殺人事件の捜査を依頼される。彼は、その事件の的確な証拠を集めてくれた警官、彼女には、自分同様、鑑識の天分があると見極め、自分の手足となって、事件の調査をしてもらうことになる。しかし殺人事件は次々と行なわれていく、まるで彼らを試すゲームのように・・・。この中で行なわれる殺人方法が最初から怖がらせます。犯人は、すぐには殺さない方法で、連続殺人を行なっていくのです。こんなやり方があったなんて・・・。アンジェリーナ・ジョリーは、モデル出身の警官という役ですが、最初は、キャメロン・ディアスに似ているなぁと思っていたら、アシュレイ・ジャッドにも似ていると思いました。


完全犯罪 アメリカ完全犯罪
4月19日・扇町ミュージアムスクエア
 監督は、マイク・バーカー。キャストは、アレッサンドロ・ニボラ、リース・ウィザースプーン、ジョシュ・ブローリン、ロッキー・キャロル、マイケル・G・ハーガティ、テレンス・ハワード、ジェミー・マーシュ、ジーン・ウォーランド、ジョナサン・マクマートリー
 ”完全犯罪”ってどんなものが完全犯罪なんだ。そのことを考えて見ていると・・・。久しぶりに大学時代の友人と出会った二人は、バーでセクシーな女性に目を奪われる。夜が明けようかとする頃、昨晩会った友人からすぐに来て欲しいという電話がかかってくる。友人は、バーで出会った女性と一夜を過ごしたが、彼女からレイプされたと訴えられていてどうしようかと悩んでいた。友人は、大学教授という地位をこんなことで無くしたくなかったので、彼女を地下室に監禁してしまったのである。そのことを友人は彼に話すと、彼は、彼女に会って話をつけると言い、地下室に下りていく、そして彼が彼女にこっそり言った言葉、「失敗だ!」いきなり失敗なの?完全犯罪なのに?しかし、ここまでがプロローグだった。見た率直な感想、”してやられた!”ラストのオチに不満がある人もいると思いますが、私は満足しています。この映画には、社会的なこと、人権、政治、宗教などのことなんか全く関係なし、ただみんな”お金が欲しい”ためにやっているという単純な目的なのだ。それを巧妙なトリック(ある意味でシンプルなトリック)で騙しあい、八兵衛は引っかかってしま いました。


真夏の夜の夢 アメリカ真夏の夜の夢
4月21日・OS劇場C・A・P
 監督は、マイケル・ホフマン。キャストは、ケビン・クライン、ミシェル・ファイファー、ルパート・エベレット、スタンリー・トゥッチ、キャリスタ・フロックハート、アンナ・フレイル、クリスチャン・ベール、ドミニク・ウェスト、デビッド・ストラザーン、ソフィー・マルソー、ロジャー・リース、ビル・アーウィン、サム・ロックウェル、バーナード・ヒル、ジョン・セッションズ 。
 シェークスピア物で、世界一有名なロマンティック・コメディということでしたが、私は全く知りませんでした。予告編から見て、今まで見たシェークスピア物より見やすいかなぁと思って行くことにしました。始まっていきなり、私の脳が字幕に追いついていきなくなりパニックなりました。男が女に交わす、恋の詩などすぐに理解できず、頭の中で考えていると、もう男から詩が発せられている。これだからシェークスピアは理解できないんだと思いましたが、終わってみれば、なかなかいいじゃないですが。内容は、どう書いたらいいのかわからないので人間社会の恋沙汰と妖精の恋沙汰をファンタジックに描いたものですとでも書いておきます。彼自身の作品「ロミオとジュリエット」のパロディも入れられていて、最初は、こんなもんで笑えんのか?と思っていましたが、笑ってしまいました。スタンリー・トゥッチの妖精もなんか気に入ってしまいました。


アメリカン・ヒストリー・X アメリカアメリカン・ヒストリー・X
4月29日・梅田ガーデンシネマ
 監督は、トニー・ケイ。キャストは、エドワード・ノートン、エドワード・ファーロング、ビバリー・ダンジェロ、ジェニファー・リーン、タラ・ブランチャード、ウィリアム・ラス、イーサン・サブリー、フェルザ・バルク、エイブリー・ブルックス、エリオット・グールド、ステイシー・キーチ、ガイ・トリー
 アメリカにおける人種偏見の問題点をより深く描いた作品でしょう。
ラストの衝撃には、思わず現実というものを突きつけられてしまいます。みんなこの後どうするんだろうなぁと思っていたら、あんな終わり方になってしまうなんて・・・。親を黒人に殺されて以来、白人至上主義のリーダーとなったデレク、彼は、自分の車を盗もうとしていた黒人を殺し、刑務所に入ることになる。弟も兄の考えに傾倒していった。しかし兄デレクは、出所してくると・・・・・。デレクが出所してきた2日間をカラーで、過去のエピソードをモノクロで描く手段がとられてわかりやすく描かれています。それにしてもエドワード・ノートン、「ファイト・クラブ」には、それほど思えなかったたくましい男になっています。髪の毛剃ったらこんなに貫禄(恐く)でるなんて、不思議なもんです。
 この作品、編集でかなりもめたみたいです。監督のトニー・ケイが編集したものは、90分くらいで、スタジオ側は短すぎるということで、エドワード・ノートンも参加した編集が行なわれたそうです。監督はそれに対して猛反発して、雑誌などメディアまで反論の記事を載せたそうです。今回の作品は、”エドワード・カット”です。


ハーモニー・ベイの夜明け アメリカハーモニー・ベイの夜明け
4月29日・OS劇場C・A・P
 監督は、ジョン・タートルトープ。キャストは、アンソニー・ホプキンス、キューバ・グッティング,Jr.、ドナルド・サザーランド、ジョージ・ズンザ、ジョン・アシュトン、ジョン・アイルワード、トーマス・Q・モリス、ドグ・スピヌザ。
 予告編は、「ショーシャンクの空に」みたいだったので(題名も刑務所名を頭に持ってきているので、パクっているみたいです。)、期待していましたが、退屈な作品で、何が言いたいのかよくわかりません。ハーモニー・ベイ刑務所で新鋭の精神鑑定士が、アフリカでレンジャー部隊員を殺害した研究者を鑑定することから始まります。だいたいなぜレンジャー部隊員を殺したのかという答えを聞き出すまでが長すぎます。今まで言葉を発さなかった研究者を、あっさり言葉を発っせさせた男が、観ている人のほとんどが殺した原因はこういうことだろうと想像していることを思いつかないなんておかしいですよ。感動のシーンも感動できないし、力説しているシーンも入り込めないし、とどめはラストのオチでは、ちょっとひいてしまいました。かなりズレている映画だと思います。


サマー・オブ・サム アメリカサマー・オブ・サム
4月29日・パラダイスシネマ
 監督は、スパイク・リー。キャストは、ジョン・レクイザモ、エイドリアン・ブロディ、ミラ・ソルビーノ、シェニファー・エスポジート、アンソニー・ラパグリア、ベベ・ニューワース、パティ・ルポーン、ベン・ギャサラ、ジョン・サベージ、マイケル・バダルッコ、スパイク・リー。
 ニューヨーク、1977年の暑い夏の夜、”サムの息子”と呼ばれる44口径の銃を持った殺人鬼が夜徘徊する女性、カップルを無差別に殺害していた。そんな中を、ある夫婦を中心にイタリアン・コミュニティーの世界を、描いた作品です。予告編で”2000歳の犬が俺を命令する”というのが頭に残って、どういうことなんやと思い観に行きました。どうも映画の中で気になって仕方がないのが、ジョン・レクイザモの顔としゃべりで、最後の方は、もういいぞとなってしまいました。作品自体は、まずまずでした。あくまでも殺人鬼は誰だ!という映画ではありません。
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