如月


キス・オア・キル オーストラリアキス・オア・キル
2月2日・シネ・ヌーヴォ
 監督は、ビル・ベネット。キャストは、フランシス・オコナー、マット・デイ、アンドリュー・S・ギルバート、ウェイン・パシュリー、バリー・オットー、クリス・ヘイウッド、バリー・ラングリッシュ、ジェニファー・クラッフ、ドン・チャップマン、ジョン・クラーク、マックス・カレン。
 ニックとアルは、二人組みで睡眠強盗などしていたが、ある日引っ掛けた男が死んでしまう。そこから逃亡の日々が続くが、行く先々で人が死んでいく。アルは、ニックが夢遊病だと知り、これらの殺しが彼女の仕業だとおもうが・・・。最初から話のテンポがよく、次に誰が殺されるんだろうとか、犯人は誰なんだろうと思いながら、見ることができほぼ満足できました。どんでん返しがあるのかなぁと思ったらストレートに結末を迎えてしまいました。


アナとオットー(ANA+OTTO) スペインアナとオットー(ANA+OTTO)
2月6日・パラダイスシネマ
 監督は、フリオ・メデム。キャストは、ナイワ・ニムリ、フェレ・マルティネス、サラ・バリエンテ、ペルー・メデム、クリステル・ディエス、ビクトル・ウゴ・オリベイラ、ナンチョ・ノボ、マル・バルディビエルソ、ペプ・ムネ、ビアテ・ヤンセン、ヤロスロー・ビエルスキ、ユースト・サイドホフ
 なかなか良かったラブ・ストーリーでした。予告編を見ていたときから期待をしていましたので、期待を裏切られませんでした。8歳の時に出会ったアナ(ANA)とオットー(OTTO)は、一目惚れ。しかし両親が結婚したために二人は、兄妹となってしまう。彼らは、お互い愛し合っていたが、オットーの実母が死んでから歯車が狂ってしまう。彼らは離れ離れになってしまう。でも彼らには何から何まで偶然に当てはまっていた。出会いから、回文の互いの名前、両親の結婚、アナは、フィンランドの北極圏で自分たちの偶然に賭けるのであった。この映画は、アナから見た視点とオットーから見た視点で描かれていて、ラストでは、二つの結末が待っている。ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのかと悩みました。悩んだ末、私は二つともハッピーエンドたと思いました。永遠の愛を描ききったって感じですから。


バニラ・フォグ アメリカバニラ・フォグ
2月9日・シネフェスタ
 監督は、マーク・ターロフ。キャストは、サラ・ミシェル・ゲラー、ショーン・パトリック・フラナリー 、パトリシア・クラークソン、ディラン・ベーカー 、クリストファー・デュラング、ラリー・ジリアード, Jr.、ベティ・バックリィ 。
 アマンダとトムとの出会いはカニだった。母が創業したレストランは寂れて経営難に陥っていた。かたや最高級レストランを創業しようとしているトム、お互いにギャップがあった。しかしアマンダは、カニのおかげか、魔法がかかったように虜にしてしまう料理を作り出した。トムは、すっかり彼女の虜になってしまうが・・・
 最初からこれはちょっと怪しいなと思っていたが、だんだん馬鹿馬鹿しくなり、呆れてしまったけれど、ここまでするならとことん見てやろうって気がしてきました。宙に浮いたり、霧が出てきたりするにも関わらず、純粋な愛を描いています。これこそロマンティック・コメディーでしょう。(注、笑えないコメディー)世の中いろいろな映画があるもんです。


奇人たちの晩餐会 フランス奇人たちの晩餐会
2月17日・国名小劇
 監督は、フランシス・ヴェベール。製作は、アラン・ポワレ。撮影は、ルチアーノ・トヴォリ音楽は、ウラディミール・コスマ。キャストは、ティエリー・レルミット、ジャック・ヴィルレ、フランシス・ユステール、カトリーヌ・フロ
 内容は、こちらへ。脚本が上手くできているせいか、こんな簡単な会話で笑わせるのは、やっぱりフランス映画でしょう。ミイラ取りがミイラになるというのはこのことでしょうか?ジャック・ヴィルレのオバカさんぶりには、本当失笑させてもらいました。でも、この晩餐会には、決して招かれないように!


アンナと王様 アメリカアンナと王様
2月18日・北野劇場
 監督は、アンディ・テナント。キャストは、ジョディ・フォスター、チョウ・ユンファ、バイ・リン、トム・フェルトン、シード・アルウィ、ランダル・ダク・キム、リム・ケイ・シュー、メリッサ・キャンベル、キース・チン、マノ・マニアム、シャンシニ・ベヌゴパール、ディアナ・ユソフ、ジョフリー・パーマー、アン・ファーバンク、ビル・スティワート、シャーン・ガジ、K・K・モギー、ダルマ・ハルン・アルラシッド、ハリス・イスカンダー、ユソフ・B・モド・カシム、アフドリン・シャウキ 。
 題名通り「アンナと王様」の物語。タイの国王は、子供たちの近代の教育のために英国の家庭教師アンナを雇う。当時のタイは、男尊女卑の世界、そこで自分の意見を述べるアンナに王様は、・・・・。2時間半近くある映画ですが、全く退屈しない映画でした。正直言ってもっと観たいと思ったぐらいでした。アンナと王様のロマンス(キスもしないプラトニックな)を中心に色々な出来事を取り込んでいてなかなか面白く、泣かせるものでした。チョウ・ユンファの王様もジョディ・フォスターの家庭教師もぴったり合っていました。あとタイの王国の豪華なセットにも驚かせる。まるで本物みたいなのですから。(もちろんセットでしょう?)


季節の中で アメリカ季節の中で
2月19日・梅田ガーデンシネマ
 監督・脚本・製作は、トニー・ブイ。キャストは、ハーヴィ・カイテル、ドン・ズオン、ゾーイ・ブイ、グエン・ゴック・ヒエップ、グエン・ヒュー・ドゥオック、ホアン・ファット・チャウ、キエウ・ハイン、レ・ホン・ソン、グエン・バー・クアン、チャン・ヒュー・スー、ルオン・ドゥック・フン、ミッシェル・サラモン、ホー・ヴァン・ホアン、タイック・ティ・キム・チャン、ローラ・グィモンド。
 原題は、「THREE SEASONS」、3つの季節。ベトナムには、雨季と乾季の二つの季節だけしかないけれど、三つの物語(シクロ乗り、蓮売りの少女、ストリート・キッズ)と三つの世代(少年、青年、老年)を描いているかららしい。シクロ乗りは、ある娼婦と出会う。蓮売りの少女は、家にこもった主人と出会う。ストリート・キッズは、娘を探しにきたベトナム戦争で元海兵隊の米国人と出会う。それぞれの人物は、それぞれの物語には、介入しないが、ベトナムという舞台で関連している。退屈な映画かなぁと思っていましたが、とんでもないなかなかいい映画でした。三つの物語の中でもシクロ乗りと娼婦の物語はお気に入りです。ラストシーンの火炎樹と呼ばれる燃えるような紅色の花を散らす木のの並木道で、白いアオザイ(ベトナムの民族衣装)を着た娼婦のシーンがとても素敵でした。


ハイロー・カントリー アメリカハイロー・カントリー
2月19日・テアトル梅田
監督は、スティーヴン・フリアーズ。キャストは、ウディ・ハレルスン、ビリー・クラダップ、パトリシア・アークェット、コール・ハウザー、ペネロペ・クルス、サム・エリオット、ダーレン・バロウ、ジェイコブ・ヴァルガス、ジェームズ・ギャモン、レイン・スミス、カティ・フラド、ジョン・ディール、エンリケ・カスティーヨ、ロザリーン・ラインハン、ロバート・ノット。
 ハイロー・カントリーというメキシコに近い町で牧場営むピートは、一人のカウボーイと出会う。彼も本当のカウボーイ精神を持った男だった。彼らは意気投合して、兄弟以上の親友となる。そこに一人の人妻が現れる。ピートも彼女が好きだったが、親友と彼女はお互いに愛し合っていた。彼は悩む。親友を裏切るか、それとも・・・。ただの三角関係の映画だと思ったら、男の友情を描いたものだった。冒頭部分で、銃を持ったピートが殺そうとしているのは、途中まで○○○だと思っていた。でも違った。お気に入りのペネロペ・クルスも出ているし、なかなか良かったです。


13・ウォーリアーズ アメリカ13・ウォーリアーズ
2月19日・OS劇場
 監督は、ジョン・マクティアナン。キャストは、アントニオ・バンデラス、ダイアン・ヴェノーラ、オマー・シャリフ、デニス・ストーイ、ウラジミール・クリッヒ、リチャード・プレマー、トニー・カラン、ミーシャ・ハウザーマン、ネイル・マフィン、アスビョルン・リイス、クライヴ・ラッセル、ダニエル・サウザン、オリバー・スヴェイナル、アルビー・ウッデイントン、ジョン・デ・サンテス。
 左遷されたアラブ人大使は、北方民族と出会うが、仲間の王国が何者かに襲われているので助けに行くことになる。13人の戦士の中に彼も選ばれる。そして謎の敵と挑むのであった。スケールは、でかいみたいですが、その迫力がぜんぜん実感できませんでした。暗くてよくわからないシーンもありますし、13人の戦士も何人か、あっさり死んでしまうので、このタイトルの意がよくわからなかった。アントニオ・バンデラスは、アラブ人役をやっていますが、どうもアラブ諸国で上映されるために描いた作品のように見えました。お互い尊重しあって、お互いの敵には、仲良く戦いましょうって感じがぷんぷん臭ってきました。


エニイ・ギブン・サンデー アメリカエニイ・ギブン・サンデー
2月23日・シアター・ドラマシティ
 監督は、オリバー・ストーン。キャストは、アル・パチーノ、キャメロン・ディアス、デニス・クエイド、ジェームズ・ウッズ、ジェイミー・フォックス、LL・クール・J、マシュー・モディーン、チャールトン・ヘストン、アン・マーグレット、アーロン・エックハート、ジョン・C・マッギンリー、ローレン・ホリー、エリザベス・バークレー。
 アメリカン・フットボールの現場を取り巻く人たちを描いた作品。監督がオリバー・ストーンということで、最近のアメリカン・フットボール界の商業主義をちょっと批判している。この映画は、日本人向きとは言えないと思う。アメリカなら国民的なスポーツであっても日本じゃ知っている人は知っているけど、ルールをほとんど知らないと思う。ファーストダウン、インターセプトとか、基本的なルール(野球のように攻撃と守備に別れていてサッカー、ラグビーのようにじゃないとか)を知らない人が見て楽しめるかどうか疑問です。でもある程度のルールを知っていれば、これほどアメリカン・フットボールの臨場感を伝える映像の映画もないと思います。後半の盛り上がりでは、自分もこのスタジアムにいるような感じです。前半耐えられた人(ルールを知らない人は、辛いでしょう)は、後半の盛り上がりで満足できるかもしれません。アル・パチーノとキャメロン・ディアスの対立も見ものです。


ロッタちゃんはじめてのおつかい スウェーデンロッタちゃんはじめてのおつかい
2月25日・梅田ガーデンシネマ
 監督は、ヨハンナ・ハルド。原作は、アストリッド・リンドグレーン。キャストは、グレテ・ハヴネショルド、リン・グロッペスタード、マルティン・アンデション、ベアトリース・イェールオース、クラース・マルムベリィ、マルグレット・ヴェイヴェルズ、グンヴォール・ポンテーン、ピエール・リンドステット、ユーワン・ラベウース、レンゾ・スピネッティ、ヴェスベン
 ニイマン家の次女、ロッタちゃんの3つのエピソードを描いたものです。最初は、ちょっと馴染めなかったんですが、段々映画の中に引き込まれていきました。ロッタちゃんが大活躍するクリスマス、復活祭のエピソードが面白かったです。復活祭の子供たちの衣装や変装、とくにロッタちゃんがかわいいんですよ。


13F アメリカ13F
2月26日・OS劇場C・A・P
 監督は、ジョゼフ・ラスナック。キャストは、クレイグ・ビアーコ、アーミン・ミュラー・スタール、グレッチェン・モル、ビンセント・ドノフリオ、デニス・ヘイズバード、スティーブン・スカブ、ジェレミー・ロバーツ、リフ・ハットン。
 仮想現実の社会を創造していた研究者のボスが殺された。研究者でもありボスに信頼されていたホールは、自ら作った仮想現実の世界に入って、ボスが殺された原因を探ろうとする。しかし、仮想現実の世界の悲しい真実を彼自身が体験するのであった。巨大コンピューターの中に作られた世界の非情、自ら神となってしまう人間の暴走を描いた作品です。こんなことも可能になってしまうんでしょうか?でも私たちの世界も現実なんでしょうか?考えると考えるほどわからなくなってしまいます。


アフターグロウ アメリカアフターグロウ
2月26日・テアトル梅田
 監督は、アラン・ルドルフ。キャストは、ジュリー・クリスティー、ニック・ノルティ、ジョニー・リー・ミラー、ララ・フリン・ボイル。
 内容は、悩みや不満がある2組の夫婦がお互いに交錯する物語。一組は、何事も一流を目指す実業家の夫と子供が欲しいが夫がかまってくれない妻、もう一組は、元女優の妻と何でも屋を営む夫の熟年夫婦。彼らを癒してくれるのは、自分の夫や妻ではなく、もう一つの・・・・。


マグノリア アメリカマグノリア
2月27日・梅田東映パラス
 監督は、ポール・トーマス・アンダーソン。キャストは、ジェレミー・ブラックマン、トム・クルーズ、メリンダ・ディロン、フィリップ・ベイカー・ホール、フィリップ・シーモア・ホフマン、リッキー・ジェイ、ウィリアム・H・メイシー、アルフレッド・モリーナ、ジュリアン・ムーア、ジョン・C・ライリー、ジェイソン・ロバーツ、メローラ・ウォルターズ、マイケル・ホーエン、エマニュエル・L・ジャクソン
 内容は、複雑すぎて簡単に書ききれませんが、サン・フェルナンド・ブァレーに住む人たちの一日を描いたもので、最初は、一軒バラバラに存在する人たち、物語が進行するにつれて結びついていく。それは単なる偶然なのか、ラストは、見たこともない事件で収束する。私は、この映画のプロセスは好きです。アカデミー助演男優賞のノミネートと高給取りなトム・クルーズが出ているということでが、映画館は満員でした。いくらトム・クルーズが出ていようが、これは人間ドラマを描いた作品だし、3時間以上ある作品。トム・クルーズ目当てに行った方耐えられるでしょうか?周りの人がやけに時計を気にしているのが気になりました。それに小学生の子供を連れてきている人もいましたが、「あの意味は?」と聞かれたらどうするんでしょう。


ノイズ アメリカノイズ
2月27日・梅田ピカデリー
 監督は、ランド・ラビッチ。キャストは、ジョニー・デップ、シャーリズ・セロン、ニック・カサヴェテス、ジョー・モートン、クレア・デュバル、ドナ・マーフィー、サマンサ・エガー。
 衝撃のクライマックスという言葉に惹きつけられて見に行きました。それにジョニー・デップ、シャーリズ・セロンも出ていることだし。率直な意見、なにが衝撃なんでしょう。深く考えていくと、あっけにとられてしまうので、それが衝撃です。内容は、二人の宇宙飛行士が、船外で作業中、トラブルに巻き込まれる。その間連絡が取れなかったが、無事帰還する。しかし、帰ってきた二人は少し違っているのを気づいた妻は、・・・。物凄くダラダラした作品で、なんか間延びしてました。やっとのことで迎えたラストに満足した人は、どのくらいいるんでしょうか?


スリーピー・ホロウ アメリカスリーピー・ホロウ
2月28日・北野劇場
 監督は、ティム・バートン。キャストは、ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ、ミランダ・リチャードソン、マイケル・ガンボン、キャスパー・ヴァン・ディーン、イアン・マグダーミット'、マイケル・ガフ、クリストファー・リー、ジェフリー・ジョーンズ、マーク・ピッカリンク、リサ・マリー。
 監督が、ティム・バートンということで彼らしいホラー映画だと思います。でも「マーズアタック」(個人的には好きなんです。)より真面目に作られています。スリーピー・ホロウという町で繰り広げられる殺人事件を解決するためにニューヨークから一人の捜査官が派遣される。この事件は、異常だった。死体は、首がばっさり切られていたのである。科学によって解決しようとする捜査官は、信じられないものを目の当たりにするのであった。かなり気色悪いシーンがあります。なんせ首がゴロンゴロン転がる映画なんですから。


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